510363213 ラグナロク 開闢の尊魂
数日後――
【ラグナロク】 はぁぁぁぁぁっ!!
怪我も無事完治し、 隊の姫達と、 戦闘訓練に励むラグナロク
連携を取る中で、彼女は思う
【ラグナロク】 ようやく気付いた
【ラグナロク】 みんなを支えていく つもりだったけど…
【ラグナロク】 私がみんなに支えられていた
【ラグナロク】 この前、みんなから 声援をもらったことで、 十分に実感できた
【ラグナロク】 それに……
【ラグナロク】 はぁ…はぁ…
激しい訓練に疲れて、 倒れている彼女に…
ラグナロク!と、 手を差し伸べてくれる姫達
【ラグナロク】 ありがとう
その手を掴む彼女
【ラグナロク】 あたたかい
【ラグナロク】 みんなのあたたかさ、優しさに… 私は支えられてるんだ
【ラグナロク】 だから今度こそ… 本当の意味でみんなを支える、 助ける
そう心に誓うラグナロク
その想いの変化により、 彼女はまた新たなスキルを 手に入れたのだった
その後――
夕焼けが美しい丘で、 ラグナロクはマスターと話している
【ラグナロク】 あの日、 マスターと行った買い物、喫茶店 とても楽しかったわ
【ラグナロク】 でも今は… そんな楽しみを仲間と分かち合う方が もっと楽しいみたい
【ラグナロク】 マスター、私のこと、 気に掛けてくれてありがとう
マスターに御旗を見せ、告げる彼女
【ラグナロク】 あなたがこの御旗を 支え続けてくれたから… 今の私がある
【ラグナロク】 その感謝を胸に…今度こそ、 私があなたを支えていくわ
【ラグナロク】 仲間と共に… ずっとあなたを支えていたいの
そう言って微笑んだ彼女の瞳は、 とても優しく澄み渡っていた
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