510381211 アルマス・誓約・ティターニア 今度は私が
ティターニアと誓約を交わしあい 新たな姿となった アルマス・誓約・ティターニア
新たな力を得たアルマスは 任務だけではなく、
姫達のプライベートな 悩みも積極的に相談に乗っている
【アルマス】 何か困ったことがあったら、 私に、絶・任せて!
困った人を放っておけない 性格と、何事も一生懸命な アルマスを頼りにしている姫も多い
しかし――
【アルマス】 はああああ! 絶・撃破―!
【アルマス】 この剣先に続け!
戦闘でも率先して 最前線に立ち、その剣で 文字通り戦場を切り開いていく
そんなアルマスのおかげで 戦闘は安定している
しかし、マスターは その状況を心配していた
【アルマス】 え? 別に無理してないけど
マスターが声をかけると 不思議そうな顔をするアルマス
【アルマス】 今までは守られることが 多かったからね その分、これからは頼りにしてよ
ティターニアと誓約する前は 記憶の欠落と安定しない力のため、 支えられることが多かったアルマス
そのこともあってか、 今度は恩返しとばかりに 他の人を守ろうとする気持ちが強い
【アルマス】 マスターも困ったことがあったら なんでも言ってね 絶・手伝ってあげる
君にばかり無茶はさせられないよ とマスターはアルマスの提案を 丁寧に断る
【アルマス】 そう? そんなに深刻に考えなくていいのに
そんなある日 森を通りかかったときに 魔獣に遭遇する
【アルマス】 はあああ!
すぐに進んで魔獣を 倒していくアルマスだが、 そのとき
子供の悲鳴が聞こえる その方向を見ると、 女の子と男の子が魔獣に襲われていた
【アルマス】 やあっ!
一気に魔獣を切り伏せるアルマス
【アルマス】 大丈夫だった?
笑顔で手を差し伸べるアルマスに 泣きながらも頷く 女の子
【アルマス】 どうして、こんなところに 子供だけでいるの? お父さんとお母さんは?
女の子と男の子は姉弟で、 両親は出稼ぎに出ているのだという
姉弟はどうしても 両親に会いたくなり、 会いに行く途中とのことだった
【アルマス】 二人だけじゃ危ないわ 戻った方がいいわよ
だが、頑なに戻ろうとしない姉弟
【アルマス】 ……はあ、仕方ないわね ねえ、マスター 少しの間、隊から出てもいい?
え?それって、まさか… マスターが心配した通り アルマスが頷く
【アルマス】 うん、私、この子達を 送り届けてくる
確かに子供が2人だけで 行くのは危険だけど… と言うマスター
【アルマス】 お願い、マスター すぐに戻るから
【アルマス】 家族に会いたいって気持ち、 痛いほどわかるの だから、どうしても助けたくて
わかった、その代わり 僕も一緒に行くよ と言い出す、マスターであった
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