510381213 アルマス・誓約・ティターニア 誓宣『託されし未来』
姉弟を無事に両親の元へ 連れて行った アルマスとマスター
両親は危険なことをした 姉弟を叱り、アルマス達には 何度もお礼を言っていた
【アルマス】
凄く怒られてたけど、
無事に両親に会うことが
できてよかったわ
【アルマス】
きっと大切だから怒ったのよね
ティニにもマスターにも、
たくさん心配かけたわね
【アルマス】
大切な人に会いたいって
気持ちはよくわかるわ
【アルマス】
ふふ、なんだか私も
お姉ちゃんとティニに
会いたくなっちゃった
会いに行く？ とマスターが言うと ううん、と首を振るアルマス
【アルマス】
私にはやらなくちゃ
いけないことがあるもの
【アルマス】
ちゃんとやり遂げて、
胸を張って二人に
会いに行くわ
晴れやかなアルマスの表情に 思わず笑みを浮かべる マスター
【アルマス】
でもさ、マスター
私、ティニに絶対に生き残るって
約束したけど…
【アルマス】
それって大変なことなんだなって
今回のことで思ったわ
どういうこと？ と首を傾げるマスター
【アルマス】
ティニと誓約したときは
迷わず生き残る道を
選べたけど
【アルマス】
大切な人が危険になったときに
きっと、私は考えるよりも先に
身体が動くと思う
【アルマス】
…今回のときみたいに
【アルマス】
今回は私一人でも何とかなる
相手だったけど…
【アルマス】
もし、私一人じゃどうしようもない
敵だったら、マスター達を守って
生き残ることができたのかなって
【アルマス】
もちろん、最後まで諦めない
つもりだけど、
【アルマス】
どうしようもないことって
あるじゃない？
【アルマス】
それを考えると、
ちょっと怖くなっちゃって
少しだけ不安そうにする アルマスに対して、マスターは 大丈夫だよ、と笑う
【アルマス】
どうして、そんなこと
言えるのよ？
確かにアルマス一人の力じゃ、 及ばないこともあるかもしれない でもね
そう言って振り返ると 隊の姫達がマスター達の方に 向かって走ってくる
【アルマス】
……え？
みんな、どうして？
隊の姫達は アルマスとマスターだけじゃ 心配だから、迎えに来たのだという
あっけにとられるアルマスに マスターが言葉を続ける
アルマス一人の力じゃ及ばないなら、 みんなの力を借りればいいんだよ、 と
【アルマス】
…そっか
そうだよね
私にはみんなとの絆があるんだ
ティターニアからは 生きる意志を教わり、
ヴァリンからは みんなとの絆を繋ぐ力を託された アルマス
改めて、二人の想いを 胸に感じるアルマス
そして、今胸の内には みんなと繋いだ絆がある
その想いに気づいたアルマスは 誓宣『託されし未来』に 目覚めた
【アルマス】
マスターの言う通り、
心配いらないわね
【アルマス】
私達は繋がっている
いざというとき、きっと力になるわ
【アルマス】
その力が未来を切り拓くの
だから、一緒に頑張りましょう
マスター
アルマスはそう言うと 優しく微笑んで マスターへ手を差し伸べるのだった…
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