Phantom of the Kill

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510521211 高原の魔女 アズサ 好きなことはなんだっけ

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異世界からやってきたアズサ

魔獣に襲われているのを 助けたことがきっかけで マスターの隊へ加わることに

その温厚で人のために 頑張る人柄で姫達から すっかり慕われ

今では姫達の相談事を 解決してくれるお姉さんのような 存在となっていた

5105211.png 【アズサ】 こっちの世界でも 気ままなスローライフを 送りたかったんだけどなあ…

5105211.png 【アズサ】 やっぱり私、 こういう宿命なのかな 向こうの世界と変わらないや

と笑顔で語るアズサ どうやら元の世界でも 同じようにしていたらしい

5105211.png 【アズサ】 ま、みんなから頼られるのは とっても嬉しいことだけどね

とはいうものの、 最近のアズサは忙しそうだ

彼女のために、 自分にも出来ることは あるのではないだろうか

そう思ったマスターは 彼女の手伝いを申し出る

5105211.png 【アズサ】 それはダメだよマスターさん

5105211.png 【アズサ】 マスターさんにはマスターさんの やるべきことがあるんだから

5105211.png 【アズサ】 そもそも私は好きでやってること マスターさんはマスターさんで 好きなことをして欲しいんだよ

ならば、さっそく好きなことを してみようと考えるマスター

しかし上手く思いつかなかった

5105211.png 【アズサ】 なるほどね~ 普段姫達のことで 頭いっぱいだから…

5105211.png 【アズサ】 いざ自分のことで 何かしようと思っても 思いつかないってわけか

アズサの言葉に頷くマスター

5105211.png 【アズサ】 良くない、それは良くないよ

5105211.png 【アズサ】 スローライフのコツはね、 深く悩まず…心のままに 生きること

5105211.png 【アズサ】 まず何をしよう? って悩んでいる時間が 良くないと思うんだよね

そういうものなのだろうか… と更にマスターは思考を 巡らせていく

5105211.png 【アズサ】 あっ、今考え事したでしょ? それもダメだよ

5105211.png 【アズサ】 もっとこう… 自然に身を委ねる感じで

5105211.png 【アズサ】 そう言われても困る?

5105211.png 【アズサ】 それもそっか…普段 やらないことだもんね

5105211.png 【アズサ】 なにか、興味があることはないの? 重く考えないで、 本当に気になる程度でいいんだけど

それなら…料理とかお茶かな みんなと一緒だと楽しいし、 と、マスター

5105211.png 【アズサ】 じゃあ、まずは スローライフの第一歩!

そう言ってアズサは、 ティーセットとエプロンを マスターに手渡す

5105211.png 【アズサ】 お料理やお茶の 勉強をしてみようよ!

5105211.png 【アズサ】 やりたいことをやると、 心がすーっとなるよ~

半信半疑でアズサの 誘いに乗ってみるマスター

5105211.png 【アズサ】 おおっ、いい調子だね! 才能あるよ、マスターさん!

しかしこれがマスターの ツボに入ったのだった

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