Phantom of the Kill

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510521212 高原の魔女 アズサ 最強なんて自覚はないけど

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アズサに提案され 料理とお茶の勉強を 始めたマスター

すっかり熱中し、 今では姫達の間でも 評判となり…

連日、姫達から せがまれるほどに 上達していた

5105211.png 【アズサ】 んん~! いいねマスターさん!

5105211.png 【アズサ】 今日のお茶と料理も 最高に美味しいよ~!

5105211.png 【アズサ】 みんなにも評判いいもんね

できれば、もっと多くの人に 楽しんで貰えるといいなって 思うんだけどね、とマスター

5105211.png 【アズサ】 それならさ、 本格的にやってみたら?

アズサの言いたいことが 良く分からず首を傾げる マスター

5105211.png 【アズサ】 つまりね、姫達と一緒に 屋台を開いてみたらどうかな? ってこと

5105211.png 【アズサ】 もちろん無理にとは 言わないよ?

5105211.png 【アズサ】 マスターの仕事だって 忙しいと思うし

5105211.png 【アズサ】 でもここまで頑張ったんだし 何かひとつ目標があっても いいんじゃないかなって

自分が屋台を開いている 姿を想像するマスター

それは楽しい光景だったが… さすがにそこまでの腕は無い

今はまだ無理かな、と 苦笑いを浮かべる

5105211.png 【アズサ】 別に失敗したって いいじゃない

5105211.png 【アズサ】 少しでも楽しそうだなって 感じたらやってみるべきだよ

真剣な表情のアズサ 決して冗談で言っている 訳ではないのが分かった

実際彼女の言う通りかも しれないと思うマスター

姫達とみんなで ひとつの目標へ向かうのは 絶対に楽しいことだよね

5105211.png 【アズサ】 でしょ?

5105211.png 【アズサ】 みんなの家っていうか 居場所を作るって いいことだと思うよ!

5105211.png 【アズサ】 もちろん 私も協力するから!

5105211.png 【アズサ】 さっそく二人で 構想を立ててみようよ!

手際よく屋台の構想を 立てていくアズサ

あれよあれよと言う間に おおよその構図が出来上がる

5105211.png 【アズサ】 とはいえ…言うだけなら 簡単だけど、やってみないと どうなるかは分からないよね

5105211.png 【アズサ】 ノウハウも無しにいきなり 大きい目標は難しいからね

5105211.png 【アズサ】 まずは小さい目標から こなしていかなくちゃ

5105211.png 【アズサ】 まずは何か小さい規模で 試してみたいけど… 何かあったりする?

そこでマスターは、 近々街で行われる祭りの 存在を思い出した

5105211.png 【アズサ】 おっ、いいね! まずは祭りの出店を 目指してやってみよう!

こうしてマスターによる 出店を目指した日々が 始まった

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そして数日後… ついに祭りの日がやってきた

5105211.png 【アズサ】 ふう~ 無事に開店できて良かった~

そう語るアズサはホッと したように笑顔を浮かべる

5105211.png 【アズサ】 っと、気を抜いちゃダメ むしろここからが始まりだもんね

5105211.png 【アズサ】 マスターさんも準備はいい? 姫達みんな可愛いから、 お客さん大量かもだよ?

アズサがそう語るように、 店の近くでそわそわと 動く人々の姿が見える

5105211.png 【アズサ】 しっかり頑張ってね、 料理長!

5105211.png 【アズサ】 みんな~! 慌てないでしっかりと!

5105211.png 【アズサ】 ええっ?注文間違えた? ああ、大丈夫大丈夫 なんとかするから

5105211.png 【アズサ】 マスターさん! 追加のオーダー!

実際始まってみると、 そこは戦場であった

次々に押し寄せてくる お客さん達に姫達は てんやわんや

アズサが彼女達を サポートしていることで なんとかなっている

そんなアズサの存在に 感謝しつつ、マスターは 次々料理を作り続けていた

5105211.png 【アズサ】 大盛況だったね、マスターさん!

5105211.png 【アズサ】 マスターさんの料理も好評で、 お客さんみんな笑顔だったよ!

それもアズサの存在が あってこそだよ、とマスター

5105211.png 【アズサ】 いやいや、私なんて別に 大したことしてないよ

5105211.png 【アズサ】 みんなが頑張ってくれた お陰だから

5105211.png 【アズサ】 あっ、そうだマスターさん お疲れ様、どうぞ

そう言ってアズサは マスターに飲み物を手渡す

一口飲んだだけで マスターの疲れた体に、 冷たい水が染み渡った

5105211.png 【アズサ】 それで…どうだった? 楽しかったでしょ?

アズサの言葉に マスターは頷く

マスターの仕事だけでは 知ることの出来なかった 貴重な経験…

そして姫達がいつも以上に 生き生きと働く姿を 見ることが出来た

5105211.png 【アズサ】 姫達みんな素敵だったよね 私もつい、ぎゅーって したくなっちゃったよ~

5105211.png 【アズサ】 それに何よりも、 マスターさんと一緒に 楽しい時間を過ごせて良かった

5105211.png 【アズサ】 マスターさんが姫達を 優しく見守ってる姿、 私ちょっと感激しちゃった

5105211.png 【アズサ】 私もマスターさんから 学んでいかないとね

5105211.png 【アズサ】 家族達みんなと、 もっと楽しいスローライフを 送れるように…

5105211.png 【アズサ】 こっちの世界で学べること、 全部学んで行くつもりだよ!

マスターもまた、 アズサから学ぶことを誓う 楽しい世界を共有するために

二人の誓いが 『最強なんて自覚はないけど』 という新たな力として宿ったのだった

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