520071211 インテリジェントなスーパーAI キズナアイ 私に任せて!
【キズナアイ】 やっほー! マスターくん、元気してるぅ?
元気よくマスターに声を掛けたのは 異なる世界から現れた、キズナアイ
【キズナアイ】 私は絶好調だよー! てやー!とぉー!たぁー!
調子の良さを見せる為か 掛け声と共に素振りをして見せるアイ
そんな、いつも楽しそうなアイに マスターも釣られて笑顔になる
【キズナアイ】 ふふっ、マスターくんも 調子よさそうだね!
【キズナアイ】 あっ、みんなにも挨拶してくるね! それじゃ任務まで自由行動ってことで
自由に見える振舞いも それがアイなりの周りへの気遣いだ
そんな接しやすい人柄… アイが言うにはAI柄で、今では キル姫達の中でも人気者だ
【キズナアイ】 ――でね、―― あははっ、そうなんだよー!
楽しそうに過ごすアイを見るのは マスターも楽しいのだが…
【キズナアイ】 よーし! そろそろ任務行かなきゃだよね!
【キズナアイ】 敵をばんっばんやっつけちゃうよー!
【キズナアイ】 …私が頑張れば、うん
気合い十分なアイなのだが その張り切り具合に少し違和感を 覚えるマスター
【キズナアイ】 おっと、どうしたのマスターくん? 任務の前にぽやぽやしてたら だめだよぉ~?
ごめんごめん、と返しつつ アイのほうこそ大丈夫? と問うマスター
【キズナアイ】 へ? 私?
【キズナアイ】 …あはは! 私は見ての通りバッチリだよ
【キズナアイ】 やる気たっぷり いつでもバッチコーイ!って感じ
【キズナアイ】 それよりマスターくんは 隊のみんなのことも気にしてあげて
【キズナアイ】 もちろん、マスターくんが いつもみんなを見守ってるのは 私も知ってることだけどね
心配ない そのことを強調するように言葉を 矢継ぎ早に繰り出すアイ
マスターはもやもやした思いが 残りつつもアイにわかったと返し キル姫達のほうへと向かう
【キズナアイ】 はーい、いってらー!
【キズナアイ】 …………
【キズナアイ】 …よしっ、頑張るぞ
マスターは視界の端に見えた アイのことが気になって仕方なかった
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