Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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520271213 アハト 『耐攻』ジョイント

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いつもふたりだけだった昼食も 今では何人かの姫が同席している

5202711.png 【アハト】 お喋りは あまり得意じゃありません でも、話を聞くのは慣れています

5202711.png 【アハト】 ずっと話をしている人が 近くにいたこともありましたから

独特な表現だが アハトはこの状況を嫌っている という訳ではなさそうだ

マスターはアハト達を 微笑ましく見守っていた

また別の日 近頃では珍しく姫達が出払っていて アハトとマスターふたりでの昼食

5202711.png 【アハト】 マスターはみんなのほうに 行かなくてよかったんですか

5202711.png 【アハト】 私はひとりでも大丈夫です

そうやって言うのが想像できたから アハトとのごはんを優先してみた とマスター

それに、姫達の用事は 自分がいなくても済むものだから と付け加えるマスター

5202711.png 【アハト】 そうですか

5202711.png 【アハト】 …………

5202711.png 【アハト】 そういうところが……

5202711.png 【アハト】 …………

アハトの言葉の続きが 気になるマスター

5202711.png 【アハト】 いいところなのか 悪いところなのか

5202711.png 【アハト】 どちらも、なのかもしれません

難しいことを言うね とマスター

5202711.png 【アハト】 はい、難しいです 私にも、わかりませんから

だが、アハトの胸に湧いた その想いはマスターへの信頼

その証に、アハトには 『耐攻』ジョイント が新たな力として宿っている

5202711.png 【アハト】 もぐもぐ、ごくん

5202711.png 【アハト】 ごちそうさまでした

以前と違って マスターから離れていかないアハト

5202711.png 【アハト】 …………

デザートでもどう? マスターは提案する

5202711.png 【アハト】 ごちそうさま、しましたけど、私

それでも、今日はなんだか 甘い物が食べたくて とマスター

せっかくだから付き合ってよ とマスターはアハトに持ち掛ける

5202711.png 【アハト】 こういう時のマスターは 実は引く気がないんだって 最近はわかってきました

5202711.png 【アハト】 わかりました 付き合ってあげます

5202711.png 【アハト】 でも、私…

アハトとのランチタイムは もう少しだけ続くのだった

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