530253212 ミネルヴァ 決めポーズ
【ミネルヴァ】 これも違いますね… 次はあの文献を調べないと…
マスターのために早く力を得たいと 焦るミネルヴァは、マスターに隠れて 連日夜遅くまで研究を続けていた
そんなミネルヴァを ニケが心配そうに見守る
【ミネルヴァ】 う〜ん… やはり異世界のものとなると これまでの知識では難しいですね
【ミネルヴァ】 もう一度、槍を見直しましょう なにか隠されているかも
切っ先や柄の部分 飾りまで細かく観察したが、 特に変わった部分は見つからなかった
【ミネルヴァ】 それにしても… この槍の丁寧な仕上げには 感動します
【ミネルヴァ】 作り手の方は、この槍に どんな思いを込めたのでしょう…
ふと、ニケがミネルヴァをつつく 気がつけば、夜が明けかけていた
【ミネルヴァ】 え? もう、こんな時間? 今日も朝から任務なのに…
ミネルヴァは 寝る準備をしながら ニケに話しかける
【ミネルヴァ】 ねえ、ニケ 私もマスターのために なにか作ってみようかな
ニケは眠たそうに ゆっくり瞬きをして見せた
【ミネルヴァ】 ふふ… もちろんニケにも作ってあげるよ それじゃ、おやすみ…
【ミネルヴァ】 えいっ!
翌朝、ミネルヴァは わずかな仮眠だけで 任務に出発した
【ミネルヴァ】 あっ…
睡眠不足でフラつくミネルヴァを マスターが後ろから支える
【ミネルヴァ】 あ、マスター? も…申し訳ありません…
体調は大丈夫? 無理はしないようにね と、声をかけるマスター
【ミネルヴァ】 あの、ご心配にはおよびません 私は大丈夫ですから いまのは滑っただけですし…
ミネルヴァはそういって強がるが、 マスターは彼女の顔色を見て 本調子でないことはわかっていた
マスターがミネルヴァの配置を負担の 軽い場所に変えようとしたその時、 異族の群れが現れた
【ミネルヴァ】 マスター、私は大丈夫です さあ、いきましょう
Next: 530253213