530271211 アマテラス 宴の最中に
【アマテラス】 みんなー! そろそろ休憩にしましょ~!
そう言ってアマテラスは 笑顔で仲間の元へぱたぱたと駆け寄る
ある日突然”別の世界”から やってきたという彼女 まだ日は浅いが立派な隊の一員だ
【アマテラス】 はい、これ使って~ お水はこっちね~ ちゃんと汗は拭くのよ~?
一人一人に微笑みながら 順番に回り、皆その姿に癒されている
【アマテラス】 あなたにも…喉乾いたでしょ? ちゃんと休んでこの後も 一緒に頑張りましょうね!
【アマテラス】 いいのよこれくらい 今夜の警戒も任せてくれていいからね
マスターは、持ち前の明るさで 周囲の士気を上げてくれる彼女に 感謝の意味も込めてとある提案をする
【アマテラス】 私達の親睦を深めるために 宴会を…?
【アマテラス】 本当に!?すっごく嬉しいわ! 私は大歓迎よ!
アマテラスは喜々とした表情を浮かべ それなら早速準備しましょ! と、息巻いていた
【アマテラス】 それじゃあお言葉に甘えて… かんぱーいっ!
【アマテラス】 ん~! このお酒美味しい~! どんどん持ってきて~!
みんなの協力もあって、小規模ながら 宴は大いに盛り上がっていた
【アマテラス】 私これ気に入っちゃった~! 毎日飲みたいくらい!
最初は、昼間からの飲酒は気が引ける そう言って遠慮していた彼女も 周りに流され今では出来上がっている
【アマテラス】 はー、こんなに楽しい宴会なんて いつぶりかしら? あなたにはお礼しなくちゃね♪
アマテラスの興が乗るころには 宴は更なる盛り上がりを見せていた …その時
まさしく不意打ち どこからともなく異族達が現れ 宴会中の隊を襲い始める
【アマテラス】 え…っ!? そんな、さっきまで まったく気配がなかったのに…
否応なく修羅場へと様変わりする会場 突然の応戦に、それぞれが 手こずりながらも対処していく
【アマテラス】 みんなを護らなきゃ… お酒に酔ってる場合じゃないの…
【アマテラス】 私がサポートするから みんなは前に…っ!
【アマテラス】 って、あれ?異族が二体、三体… どんどん増えていってないかしら!?
【アマテラス】 こうなったら全体攻撃で一気に…
【アマテラス】 きゃっ!? あ、足が…!?
想像以上に酔いが回っていた アマテラスの攻撃は虚しくも 空を斬り、勢い余って転んでしまう
【アマテラス】 もぉ…! どうしてこうなるの~!
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