530271213 アマテラス 気合発揮
【アマテラス】 なんだかこうして二人で 一緒にいるのって新鮮な気分ね~♪
【アマテラス】 それに今日は良いお天気! やっぱり私がいるからかしら?
あれからまた数日が経ち 息抜きにマスターとアマテラスは ピクニックに来ていた
また敵襲があってはいけない と、アマテラスから提案された 近辺の安全確認も兼ねての外出だった
【アマテラス】 でもまさか本当に 出くわしちゃうなんてびっくりね 大した数じゃなくてよかったわ
【アマテラス】 私の動きが良かったから? そんなことないわよ あなただって頑張ってたじゃない
【アマテラス】 それに、あなたに励まされてから 私結構調子良いんだから!
二人が他愛のない会話を楽しみながら 歩いていると、ちょうどいい 公園のような広場へとたどり着く
【アマテラス】 ん~!良いところね~! ねぇ、ここで少し 休んでいきましょ!
伸びをするアマテラスに マスターはふと気になっていたことを 尋ねてみる
【アマテラス】 なんで誘ったのかって… それは…その、お礼がしたかったの…
【アマテラス】 この前私が引きこもっちゃってたとき あなたはこう言ってくれたでしょ?
【アマテラス】 私にしかできないこと それは当たり前のことじゃなくて 本当は特別なことなんだ、って
【アマテラス】 それを思い出させてくれたのは ほかでもない、あなたなの
紅潮した頬を覗かせながらも アマテラスはマスターの 目を見つめながら続けた
【アマテラス】 ああやって私を助けてくれたの 結構嬉しかったのよ?
【アマテラス】 だから私決めたの
【アマテラス】 今度は私があなたを助けるんだって あなたの支えになって あなたに尽くしてあげる
まっすぐとした瞳で 素直な気持ちを率直に伝える
【アマテラス】 それで…今日はその手始めに お弁当を作ってきたのだけれど…
おずおずと照れ臭そうに 絆創膏があちらこちらに見える手で お弁当を広げるアマテラス
【アマテラス】 た~くさん作ってきたから 遠慮しないでいっぱい食べてね!
【アマテラス】 ほら、これあなたが好きなお料理 ちょっと大変だったけれど 頑張って作ったの!
【アマテラス】 だから、ね…っ? あーん、して?
いつもより少し強引な彼女からは 彼女なりの優しさが溢れ
マスターを慕い、そしてこれから 支え続けるという覚悟と決意が その暖かな笑顔に秘められていた
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