Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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530351214 立花響 へいき、へっちゃらッ!

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5303511.png 【響】 あれがお家かな? ここならもう大丈夫 それじゃ、気を付けてねッ!

マスターと響は助けた子供を 家まで送っていくことにしたのだ

5303511.png 【響】 あはは、すっごい手振ってる おーい、もう危ないとこ 行っちゃだめだからねーッ!

家の前で手を振る子供と 頭を下げる親の姿があった

5303511.png 【響】 …わたしは誰かを救いたいって それが行動の理由だって言ったけど

5303511.png 【響】 こうして今みたいに 「ああ救えたんだ」って思えた時に 自分の力の意味を実感するんです

響の言葉に同意するマスター そして、その積み重ねが 平和な世界への道筋だね、と続ける

5303511.png 【響】 …………

5303511.png 【響】 不思議な気持ち、です

どういうこと? とマスター

5303511.png 【響】 マスターさんの理由はわかりました けど、やっぱり前に出るのは 危険だと思います

ま、またその話に… と困惑するマスター

でも、危険だとしても仲間達が 傷つくのは見ていられないよ とマスター

たとえ、戦う力がなかったとしても と、ゆっくりと言うマスター

5303511.png 【響】 その気持ちもわかるんですッ! だから、さらに心配しちゃうというか

5303511.png 【響】 マスターさんに感じるこの気持ち これがキル姫さん達の言う バイブスっていうものなのかな…

5303511.png 【響】 それが似てる、共感する 共鳴するものがあるっていうか

響のその気持ちはマスターへの 信頼と絆であり、それが力となる

その力の名は 『へいき、へっちゃらッ!』

5303511.png 【響】 …これからも よろしくお願いします、マスターさん

かしこまって言う響に マスターもこちらこそ、と返す

5303511.png 【響】 えへへ、なんだかこそばゆいですね

5303511.png 【響】 あ、でもわたしは マスターさんのことも 救いたいって思ってるんですよッ!

5303511.png 【響】 平和な世界ってことは マスターさんも笑顔になれる そんな世界じゃないと、ですから

いつまで世界の行き来が できるかもわからない

5303511.png 【響】 でも、目の前にいる人を 助けたい、そう思ったんだから

響はマスターに向けて とびきりの笑顔を見せるのだった

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