Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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530361213 シラサギ 蒼水の予見

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子供達を救ってから数日後 マスターはシラサギに誘われた

町で待ち合わせて町の外へ向かったが その間も彼女は動き回っていた

何かのお告げを受けると シラサギはいつものように それに従い行動をしていた

助言を与えたり、 作業を手伝ったりしていたが マスターは違和感を覚えた

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5303611.png 【シラサギ】 今日は付き合ってくれて感謝する

子供達を救った小さな森で シラサギはようやく口を開く

5303611.png 【シラサギ】 道中すまなかった お告げが聞こえ、 対応に追われてしまった

シラサギの謝罪にマスターは 気にしてないことを告げる

そのついでに彼女の行動に 違和感を覚えたことを話す

5303611.png 【シラサギ】 あぁ…それはあなたの影響だ

シラサギはよく気づいてくれたと まっすぐにマスターを見つめる

5303611.png 【シラサギ】 お告げや自分のことを 他人にも受け入れてもらえるように している

5303611.png 【シラサギ】 一方的にではなく、 人とちゃんと関わり お告げを最善の形で実行できるように

5303611.png 【シラサギ】 わたしはこれまでお告げ通りに 行動することを絶対としていた

5303611.png 【シラサギ】 お告げの内容や意味について 深く考えずに

シラサギは自分の力不足だと 悔しげな顔を浮かべる

5303611.png 【シラサギ】 でも、その間違いをあなたに 教えられた

5303611.png 【シラサギ】 あのお告げも、なぜ沈黙なのか それもわかった

5303611.png 【シラサギ】 お告げに頼りきるのではなく 自分で考え行動しろと

5303611.png 【シラサギ】 あなたはお告げのことを知りながら それに頼ることはしなかった

マスターは、シラサギだって 自分で考え決断したと反論するが…

5303611.png 【シラサギ】 違う。あの時、わたしは あなたを信じたんだ

シラサギの目が真剣なものになり マスターを射抜く

5303611.png 【シラサギ】 あなたは何を見ている? 何を目指している?

その問いに マスターは思いの丈を誠実に答える 誰もが平和に暮らせるようにしたいと

5303611.png 【シラサギ】 …あなたが求めるものは 神ですら実現できていない

5303611.png 【シラサギ】 その理想の世界を、人が作れるとは わたしには思えない

マスターは不可能だと言われても 自分は進むと、決意を語った

5303611.png 【シラサギ】 まったく…どうしようもないな

5303611.png 【シラサギ】 わかった…わたしも手伝おう あなたの道行きに付き従おう

驚いたマスターが それもお告げなのか尋ねると…

シラサギは、マスターの顔を 見ながら微笑む

5303611.png 【シラサギ】 これはお告げではなく 自分で定めた誓い

5303611.png 【シラサギ】 それには、お告げと…神と同じ 高さでものを見るあなたが必要だ

5303611.png 【シラサギ】 あなたを見て、あなたを理解して そうしてわたしも同じところへ…

自らの意思で神の御心を体現する そうなりたいとシラサギは強く想う

その覚悟を示した瞬間、シラサギは 新たな力が降りてきたのを感じた

神との新たな繋がりのようであり マスターとの繋がりでもあった

5303611.png 【シラサギ】 あなたの言葉は傾聴に 値するようだ

自然と笑みが溢れ、マスターを 見つめる視線も熱を帯びるのだった

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