530372211 犬山たまき やる時はやらなきゃ
【犬山たまき】 ご主人様、わんたまー!
マスターへ向けて 元気よく挨拶をするのは 異なる世界から現れた犬山たまき
彼女はややあって マスターの隊に身を寄せて――
【犬山たまき】 ちょーっと待った! 今の説明間違ってるとこ あったと思うんだけどなぁ~?
自分の挨拶に対し 間が空いたことに何かを察してか たまきはビシッとマスターに指摘する
【犬山たまき】 まだ慣れてないのもわかるけど ボクは男の娘だよ、ご主人様!
たまきは男の娘 いまだ理解は追いついていない マスターであった…
【犬山たまき】 あはは、ご主人様ってば 不思議な顔してるよ~?
【犬山たまき】 こういうのはアレだよ 考えるんじゃなくて… 感じちゃう、ってヤツだよ!
それはちょっと違うような… と困惑顔のマスター
【犬山たまき】 あれ、そうだっけ?
【犬山たまき】 っと、そうだ 今日も…やるの、かな?
急にしおらしくなったたまき それに対しマスターは頷いて返す
【犬山たまき】 うぅ、やっぱりそうだよねぇ ボク…まだ慣れてなくてですね?
大丈夫、みんなでサポートするから とたまきの心配を拭おうと 笑顔を見せるマスター
【犬山たまき】 それなら…うん、がんばるね!
【犬山たまき】 それじゃあ支度してくるよ!
たまきはそう言うと キル姫達のもとへと向かい 身支度を整え始めた
彼女…もとい、彼はこの世界に来て まだ日が浅いこともあってか 任務に対して不安があるようだった
マスターは精一杯の フォローができるようにと 気を引き締めるのだった
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