540173213 スイハ・擬装・セイバー 零装『舞雫の刃』
【スイハ】 せいっ! やぁ!
あれから心技共に剣士として 成長したスイハは、隊の中でさらに 貢献できるようになっていた
しかし…
【スイハ】 あ、あの…みんな よ、よかったら、あの…
【スイハ】 一緒にご飯を食べたい…
口下手なのは相変わらずで マスターがいないと 上手に話せないようだった
【スイハ】 …あ、マスター 今日の任務はもう終わりですか?
うん、今日はもうお終いだよ とマスター
【スイハ】 じゃ、じゃあ、その… ま、また街に行きませんか…
珍しく彼女からの誘いに マスターはもちろんだよ と微笑んだ
【スイハ】 ありがとうございます よ、よろしくお願いします
相変わらず淡々とした 物言いだったが…
【スイハ】 や、やった~! 勇気を出して声かけて よかった~!
街へと一緒に歩くスイハからは ずっと鼻歌がこぼれていた…
すっかり立派な剣士として みんなに認められてきたね と声をかけるマスター
【スイハ】 えっ、本当ですか!? み、みんなと全然話せていなくて 不安だったんですが…
【スイハ】 そ、そうだったんですね… や、やったぁ…!
そう言って素直に喜ぶスイハを見て 変わったね、とマスターは驚く
【スイハ】 それは…マスターのおかげです 街を守れたと気づかせてくれた あの日から、私は変われたんです
【スイハ】 研鑽を続けて、経験を積んで… 今では少しだけ じ、自信もつきました!
【スイハ】 マスター わ、私はあなたの剣です
【スイハ】 どんな困難も「勇気」 という名の不屈の剣で 切り拓いて見せます!
【スイハ】 こ、この覚悟こそ私の新しい力… 零装『舞雫の刃』 です!
そう宣言して スイハは少しだけ胸を張った
素の気持ちを見せてくれる彼女に とっても頼もしいよ! と笑顔で答えるマスター
スイハは大いに活躍してくれた マスターは今度こそ お礼を受け取って欲しいと思った
【スイハ】 私へお礼…? ほ、本当ですか?
【スイハ】 ええと それではケーキをもう一切れ… マスターも一緒にいかがですか?
とマスターのほうへ振り返り そう提案するのだった…
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