540231211 雪音クリス 全部あたしに任せとけッ!
キル姫達と談笑しているのは 異なる世界から任務を手伝いに 来てくれている雪音クリス
何度かこちらの世界で過ごした結果 ずいぶんとキル姫達とも 打ち解けているようだった
【クリス】 なぁ、さっきから 何こっち見てニヤニヤしてんだよ
【クリス】 ったく、指揮官がそんなじゃ キル姫の連中の士気が下がるだろ
周りのキル姫が、 自分達を見守るのもマスターの 仕事だからとフォローを入れてくれる
【クリス】 あん? そういうもんなのか?
少々乱暴な言動もあるが それもまた打ち解けたおかげだろう
【クリス】 ま、現場はあたし達で回ってるし お前は見てるだけでいいからな
それは頼もしいね、とマスター
実際、戦闘慣れしているクリスは 敵を前に自らの判断で立ち回り、 仲間を引っ張ってくれている
そんなクリスは頼もしい存在だと キル姫たちからも良い意味で 注目を浴びていた
【クリス】 はッ、当然だろ 鉄火場はあたしの受け持ちだからな
キル姫達の相談相手にも なってくれているって聞いたよ とマスター
【クリス】 それは…一緒にいりゃ 打ち解けたりもするだろッ!
なぜか強い口調で反論するクリス それは彼女の照れ隠しなのだと 近頃はマスターもわかっていた
いつもありがとう 助かっているよ、とマスター
【クリス】 ハハッ いーってことよ 今さら気にすんなって
【クリス】 みんなはあたしが守ってやる 今回は響達もいないし、全部あたしが なんとかしてやるから任せとけッ!
全部任せとけ、その言葉に 少しひっかかるものを感じる マスターだったが…
【クリス】 っと、油売ってる場合じゃないか ほら、任務行くぞ任務ッ!
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