560111213 ヴァナルガンド・聖鎖・サリエル 怠惰の氷結
敵に向かって、 “怠惰”の感情の化身である 巨熊と駆け出すヴァナルガンド
その中で、様々な思いが駆け巡る
【ヴァナルガンド】 わたしはこれまで、 この子の力をいけないものだと 心のどこかで思っていた
【ヴァナルガンド】 でもマスターさんのおかげで…
【ヴァナルガンド】 今は全力で解き放てる!!
【熊】 グアァァァッ!!
【ヴァナルガンド】 新技『怠惰の氷結』!!
枷を外した彼女は、 相棒と共に敵を一掃するのだった
その後、草原に腰掛け、 マスターと語り合うヴァナルガンド
【熊】 ………zzz
横になる熊を優しく撫でながら、 彼女は宣言する
【ヴァナルガンド】 ねぇ、マスターさん さっきの言葉の続き、 これからは――
【ヴァナルガンド】 自分の中の獣を否定することなく、 受け入れ、認め、共に戦っていきます
【ヴァナルガンド】 そう思わせてくれた マスターさんに感謝です
にっこりと微笑む彼女
そんな彼女に、 うん、ありのままの君でいいんだよ と、優しく応えるマスター
【ヴァナルガンド】 うふふ
嬉しくて、マスターを見つめる彼女
【ヴァナルガンド】 …!
だがハッと我に返り、 照れてこう言うのだった
【ヴァナルガンド】 マスターさん?
【ヴァナルガンド】 そんなにわたしを見つめると、 邪視で固まってしまうかも しれませんよ~?
だが、その目はとても優しかった
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