560351212 クシナダ 自分の居場所
【クシナダ】 …えっ!? な、なぜですかマスター!
戦闘後… いつもの穏やかさを失った声が 辺りに響き渡る
次の戦闘では、前線ではなく 後方に下がってもらいたい…
マスターから突然 そんなお願いを 聞かされたからだった
【クシナダ】 そんな…わたくしでは 力不足だということですか?
【クシナダ】 たしかに、 他のみなさまに比べれば 力は劣るかもしれませんが…
【クシナダ】 もっともっとがんばって、 みなさまのお役に立ちますから!
【クシナダ】 だから…どうかわたくしを 見捨てないでくださいませっ…
必死の想いで マスターに直談判するクシナダ
それを聞いたマスターは、 落ち着いて、と やさしく彼女を諭した
【クシナダ】 …えっ? みなさまのサポート、ですか?
【クシナダ】 自ら進んで戦うよりも、 みなさまの援護を 優先してみてほしい…と?
マスターの考えた作戦…
それはクシナダの能力を 最大限に活かすためのものだった
【クシナダ】 なるほど、確かに… わたくしの能力は 人の持つ力を増幅させるもの
【クシナダ】 異族を倒すためではなく、 隊のみなさまのために 役立てることで
【クシナダ】 隊の力を底上げし、 より良い戦果を目指す… それがあなたの考えなのですね
【クシナダ】 …わかりました、 やってみますわ!
【クシナダ】 誰かのお世話をするのは、 わたくしの得意分野ですから!
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