560371211 小日向未来 任務、しっかりやらなきゃ
【未来】 ふぅ…
任務から戻り、一息つく未来に マスターはお疲れさま、と声をかける
【未来】 ああ、えっと、マスターさん お疲れさま、です
異なる世界から来てくれている 小日向未来
以前、世界蛇がこの世界に 干渉してきたことにより 起った事件がきっかけで、
こちらの世界で何か起こるたび 任務として応援に駆けつけて くれている
何度か応援に駆けつけて くれてはいるが、 未だに慣れないのか、
【未来】 もしかして、わたし なにか失敗して しまいましたか…?
そんなことはないと返しつつ どうしてそう思うの、と問うマスター
【未来】 いえ、ちょっと気になってしまって 皆さんの任務の邪魔になってなければ いいんですけど…
改めて、そんなことはないよ とマスター
【未来】 ならよかったです それじゃ、わたしもう行きますね
話を終えるや否や すぐに未来は元の世界へと 戻っていくのだった
後日、 マスター達は新たな 任務へと向かっていた
【未来】 任務、しっかりやらなきゃ よーし、頑張るぞーッ!
再び、応援に駆けつけてくれた 未来は、一人意気込んでいる
そんな未来に 後ろから声をかけるマスター
【未来】 ――わぁッ!? って、マスターさん、 どうしたんですか?
妙に力が入ってるから 心配になったんだ、とマスター
【未来】 あはは… もしかしてバレちゃってます?
【未来】 実は、いまだに 戦いになると緊張しちゃって…
【未来】 シンフォギア装者として それなりに場数は 踏んできたつもりなんですけど
【未来】 心のどこかで 戦うことに対して 前向きになりきれないというか
未来が任務前後に自信なさげな 雰囲気だったのはそれが理由なのか と理解するマスター
【未来】 だから、なのかな マスターさんの気持ちも 少しわかるんです
気持ち? と話を自分に向けられ 不思議そうな顔をするマスター
【未来】 戦う誰かの背中を 見守ることしかできない そんな時の気持ち、とか
たしかにそういう時もある だけど、そこを支えるのが自分だ と答えるマスター
【未来】 マスターさんは…ううん なんでもないです
【未来】 今日も任務、 頑張りましょうッ!
何かを言おうとしてやめた未来 その表情が気になりつつ マスター達は任務を開始する
Next: 560371212