560371213 小日向未来 閃光
【未来】 はああッ!
キル姫達に混ざり 魔獣を倒していく未来
マスターもキル姫達に指示を出し 的確に戦闘を進めていく
【未来】 S.O.N.G.の管制スタッフも そうだけど 後方支援の力ってすごいなぁ…
この世界のことはマスターの方が 詳しいという理由から、 こちらでの任務の際、
未来の指揮権は S.O.N.G.司令からマスターに 一時的に移譲されている
【未来】 マスターさんとキル姫のみんなの 信頼関係がなせる技っていうか
【未来】 そっか、信頼…なんだよね
【未来】 信頼してる相手の悩みって 自分の悩みみたいなところあるし
【未来】 マスターさんは みんなの悩みを共有できて 一緒に解決できる人なんだ
【未来】 そんな人に悩みはないか、なんて わたしのエゴ、だったのかな
【未来】 きゃあッ!?
【未来】 あれ…わたし、無事?
未来の隙を突いた魔獣の攻撃を キル姫が防いでいた
【未来】 ご、ごめんッ! ありがとう、助かったよ
未来を助けたキル姫は お礼はマスターにね、と言う
【未来】 マスターさん?
【未来】 わたしが考え事してるのに気づいて 他の子をサポートに回してくれたんだ
【未来】 こんな足手まといなわたしが マスターさんに偉そうなこと 言っちゃったな…
そう呟く未来に、キル姫は 「そんなことないよ」 と諭す
【未来】 でも、わたしは…
未来だって、みんなのために 頑張ろうとしてくれたでしょ? とキル姫が言う
【未来】 それは… もう後悔はしたくないって わたしの勝手な考えだから
【未来】 始めは響のお手伝いの つもりだったの
【未来】 響の隣にいられる わたしでいるために
【未来】 でも、皆さんと一緒に任務について それ以外にも何かできればって そう思うようになって…
未来が話し相手になってくれて うれしかったよ、とキル姫
【未来】 そう、なの?
マスターの話を聞こうと してくれたんだよね とキル姫
【未来】 …それは、そうだけど
そういう優しいところ 誰かに似てない? とキル姫は笑う
【未来】 そっか…そうだったんだ
【未来】 マスターさんもそうだった 勝手な共感だけど間違いじゃない 悪いことでもなかったんだッ!
【未来】 そして、今のわたしは この力で戦えるから…ッ!
未来の想いに共鳴するように その力が真価を発揮する
【未来】 みんな、下がっててッ!
【未来】 『閃光』ッ!
未来は新たな力によって 魔獣を殲滅する
【未来】 お疲れさま、マスターさん それと…ありがとう
戦闘を終え 清々しい顔で現れた未来
マスターは未来のその姿を見て 少し安心したようだった
【未来】 うーん、心配事は少し解決 でも、まだまだ山積みな感じ、かな
【未来】 でも、大丈夫 わたしも、頑張るからッ!
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