560401211 ハルカラ 森へ行こう
【ハルカラ】
傷薬ですね
はい、どうぞ
【ハルカラ】
腹痛の薬は…
これですね
【ハルカラ】
次の方、どうぞ～
ハルカラのお店には 長蛇の列ができていて 今日も大盛況だ
マスターは一旦、 店が落ち着くまで 待つことにする
【ハルカラ】
今日もたくさん
買っていただけました～
ハルカラはしばらく前に 異世界からやってきたという
その際、彼女は仲間や 師匠たちと一緒にいたという
しかし異世界の薬草を 夢中になって採取していて 足を滑らせ川に落ちたらしい
そうして 仲間とはぐれていたところを マスターが保護したのだが
ただ世話になるだけにはいかないと ハルカラは生活費を得るために 知識を活かして薬のお店を開いた
すると、ハルカラの薬は よく効くとの噂が広がり、 一気に人気のお店になったのだ
今ではハルカラの生活費どころか 事業拡大できるほど儲かっている
ハルカラは本当にすごいね 商才があるのかも、と マスターが感心する
【ハルカラ】
これでも薬を作る会社の
社長もやっていたんですよ！
【ハルカラ】
いろいろごたごたは
ありましたが…
【ハルカラ】
ですが、そのおかげで
お師匠様に会うことができたので
良かったです
だけど、お店の方は 一人で大丈夫なの？ 良ければ手伝うけど、とマスター
【ハルカラ】
いえいえ～
大丈夫ですよ
【ハルカラ】
薬屋は趣味みたいなものですから
気にしないでください
それなら、ハルカラも 気にせずに僕に何か 手伝わせてほしい
そう、マスターがお願いする
【ハルカラ】
ありがとうございます～
【ハルカラ】
では、その…お言葉に甘えて、
マスターさんに
お願いがあるのですが
なんでも言って と胸を叩くマスター
【ハルカラ】
実は、前の世界では
もっと多くの種類の薬を
作ってたのですが、
【ハルカラ】
こちらでも、
もっとたくさんの種類の薬を
作りたいなって思いまして
【ハルカラ】
それで、マスターさんには
薬草がたくさん生えてそうな
山を紹介してほしいんです
そういうことなら、 いい場所があるよ、と マスターが笑みを浮かべる
【ハルカラ】
本当ですか～？
楽しみです！
こうして、ハルカラと 森に薬草を取りにいくことに なったのだった
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