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街中にある大きな洋服屋
新作の大々的な宣伝の為、 多くの洋服やドレスが 店頭に所狭しと飾られている
【ミストルティン】
こんなきれいな衣装を…
私なんかが着ても
良いのでしょうか…？
そんな中、ミストルティンは 可憐なウェディングドレスに 身を包んでいた
【ミストルティン】
全然、似合ってなかったら…
このドレスを作った方に申し訳なくて…
自信が無く、いつも受け身で、 自ら進んで行動するタイプではない ミストルティン
【ミストルティン】
え、似合っていますか…？
冗談は止めてください…
で、でも、嬉しいです…
店先で、このドレスに 目を奪われていた彼女に 少しでも自信を付けてもらいたくて、
マスターが店主にお願いをし、 半ば強引に着させたのだ
もちろん、 彼女がキル姫だということは 隠してだが
【ミストルティン】
は、恥ずかしいですけど…
着てみて良かったです
洋服屋の壁に貼られた 宣伝用の絵に目をやる彼女
【ミストルティン】
ウェディングドレスで、
お姫様抱っこか…
憧れます…でも…
【ミストルティン】
やっぱり私には似合いませんね
【ミストルティン】
もう十分満足しました
ありがとうござ…
【ミストルティン】
え？マスター、なんでしょうか？
【ミストルティン】
これで終わりじゃないって…
【ミストルティン】
え…！？
【ミストルティン】
そんな…私には無理ですよ…
【ミストルティン】
この格好のまま、
街を歩くなんて…！
彼女に少しでも自信を付けさせる為、 マスターは荒療治に出る事にした
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