60081201 グリダヴォルストーリー 美味しいパン屋さん
【グリダヴォル】 …あ、おはよう! もう起きてたの? 私が起こしてあげたのに
お節介が売りのグリダヴォルが、 マスターを起こそうと 寝室に顔を出した
【グリダヴォル】 朝ごはん? それは… 作ってません!!
【グリダヴォル】 サボったわけじゃないよ! 君を連れて行きたい 場所があってね
【グリダヴォル】 今日は戦闘は休みでしょ? 慌てて食べなくていいし、 前から一緒に行きたかったんだ
【グリダヴォル】 どこって? それは行ってみてのお楽しみ! とびっきりの朝食になるはずだよ!
意気揚々と出かける彼女に 手を引かれ、 マスターは後に続いた
【グリダヴォル】 う〜ん! やっぱりおいしい! どう?マスター!?
【グリダヴォル】 ここのパンは最高でしょ!?
確かにおいしい! 何個でも食べられそう! …ってなにしてんの?
尋ねるマスター
【グリダヴォル】 あ、買い溜めしたパンの袋に 名前書いてんの 食べちゃダメだよ、マスター
【グリダヴォル】 でも…
【グリダヴォル】 今日は出てるパン少ないな… いつもはもっとたくさん 並ぶんだけど…
【グリダヴォル】 それに、いつも店番をしている 店長の奥さんもいないし…
お節介な彼女は、 店長にその理由を尋ねようと 厨房を覗いた
【グリダヴォル】 …え? 風邪…?
どうやら奥さんが風邪を引いたらしい 売り子がいないので、パンの数を 少なめに焼いていると店長
【グリダヴォル】 そっか…大変だね
【グリダヴォル】 よ〜し…
グリダヴォルの目が光った
【グリダヴォル】 私達が… 手伝ってあげる!!
どうやらお節介好きの彼女に、 火が点いてしまったようだ
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