60081204 シェキナーストーリー タイムを上げるために
【シェキナー】
はぁ！はぁ！はぁ！
…タイムは！？
「２５秒１７」 マスターが告げる
【シェキナー】
くっ！
そんなに…っ！
小さな湖で シェキナーの泳ぎのタイムを 計っているマスター
【シェキナー】
これでは異族が人を
湖に引きずり込もうと現れた時、
対岸にいたら間に合いません！
【シェキナー】
もっと速く…
もっと速く泳がなければ…
教会本部から 水着着用の通達が 来た時は…
【シェキナー】
水着は…正直気が引けますが、
規律でしたら仕方ありません、ね…
などと言っていたのに、 今では必死に 泳ぐ練習に取り組んでいる
その真面目な性格が、 彼女のいいところだ
【シェキナー】
タイムを縮めるには、
一体どうすれば…
水を滴らせながら、 彼女が湖から上がる
【シェキナー】
…？
どうしたんですか、マスター？
…鼻の下…伸びてますよ…？
【シェキナー】
！！
きゃっ！
【シェキナー】
み…見えて…
ませんでしたよね？
不安げな目でマスターを見る彼女
【シェキナー】
うぅぅ…水着がずり落ちるなんて、
この大きな胸のせいだわ…
もぅっ！！最低っ！！
【シェキナー】
ほ、ほんとに…
見てませんよね…？
必死に首を縦に振るマスター
【シェキナー】
そうか…水着がきついから、
きっとタイムも伸びないんです
こうなったら…
え？ まさか…取るの？と良からぬ想像を してしまうマスター
【シェキナー】
新しい水着！
買いに行きましょう！！
かくして２人は、 湖の畔の店に 水着を買いに行くことにした
【シェキナー】
あれ？
なんかガッカリしてません…？
今度は、必死に首を横に振る マスターだった
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