60081209 パラシュストーリー 『紅薔薇の美麗な香』
さっきと同じように 洋服の取り合い合戦に 駆けていくパラシュ
【パラシュ】 美しいバラには鋭い棘がある だが棘が効かないなら… 人を酔わせる香りを使えばいい!!
【パラシュ】 今までのボクは、 正面から攻め入ることしか 考えていなかった!でも…!
【パラシュ】 周囲に気をそらせることができれば…
【パラシュ】 甘いバラの香りが、 人を酔わせるように!
懐から香水のビンを取り出し、 フタを開けるパラシュ
「あら?香水も置いてるの?」 と、バーゲンに来ていた 女性達の意識が集中する
【パラシュ】 今だ!!
その一瞬を突き、 するりと女性達をかわし、 目当ての洋服を手にしていくパラシュ
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【パラシュ】 新奥義!その名も… 『紅薔薇の美麗な香』!!
お気に入りの服が買え、上機嫌な彼女 その笑顔はとても愛らしかった
【パラシュ】 また君に教えられてしまったよ
【パラシュ】 強さと美しさを 兼ね備えたのが 理想の女性の姿
【パラシュ】 それに真っ直ぐ ぶつかっていくことしか 考えてなかったけど…
【パラシュ】 周りがしっかりと見える 広い視野と余裕を持つのも 大事なんだな
【パラシュ】 そう思うと… 理想の女性ってのは なかなか遠き道のようだ
選択肢:
- どう?理想の女性にはなれそう? → select_label_01へ
- 君なら、きっとなれると思うよ → select_label_02へ
- 理想の女性になれる自信はある? → select_label_03へ
そう思うと… 理想の女性ってのは なかなか遠き道のようだ
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【パラシュ】 ふふ、それをボクに聞くのかい?
select_label_02:
【パラシュ】 どうかな? でも、これだけは言える
select_label_03:
【パラシュ】 どうかな? 正直わからない…でも
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【パラシュ】 理想の女性に近づけるかは、 これからのボク次第 それに…
【パラシュ】 き、君次第でもある…かな
【パラシュ】 な、なんでもない! こっちの話だ!
【パラシュ】 妥協していては、 理想の女性には近づけない! 精進あるのみだ!
【パラシュ】 ところでどうだ、マスター? ボクがバーゲンでゲットした この洋服は
【パラシュ】 ボクにしては少し… オトナっぽすぎたかな…?
【パラシュ】 み…見たいんだったら… い、今すぐ着替えてあげても… いいけど…
【パラシュ】 …ほ、ホントか!? じゃあ、そこで待っててくれ!
と、嬉しそうに試着室に駆けていく
少し背伸びした洋服を買った彼女
その少女から 大人の女性に変わろうとする健気さが 妙にいじらしかった
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