60085204 グリダヴォル 『ハッピーシェア』
今日は長かった夏のバイトの最終日
【グリダヴォル】
わっ！なに、マスター…
時計なんて気にしてないって、別に！
平静を装うも、グリダヴォルは 明らかにそわそわしていた
二人は少し早くバイトを上がって 最後の海を満喫する予定なのだ
【グリダヴォル】
今日は天気が最高にいいし、
いつもよりも混みそうだね
みんな、気合入れるよ～！
すっかり看板娘のグリダヴォルを 中心に、大盛況の海の家。 しかし今日は予想以上の忙しさで…
【グリダヴォル】
ん、店長？
どうかしました？
はい、はい……
【グリダヴォル】
え、この後…ですか？
グリダヴォルの表情がわずかに曇る
あまりの盛況ぶりに、 バイト時間の延長を お願いされてしまったのだ
選択肢:
- 今日は予定もあるし断っちゃう？ → select_label_01へ
- 俺が残るから先に行っててよ → select_label_02へ
- 最後だし、もうひと踏ん張りする？ → select_label_03へ
あまりの盛況ぶりに、 バイト時間の延長を お願いされてしまったのだ
select_label_01:
【グリダウォル】 でも…頼まれたら断れないよ
select_label_02:
【グリダウォル】 それじゃ意味ない…私も残る！
select_label_03:
【グリダウォル】 うん。ぱぱっと片付けちゃおう！
select_label_end:
【グリダヴォル】
……よし！
【グリダヴォル】
そうと決まったら三倍速！
笑顔も三倍盛りで頑張っちゃうよ！
グリダヴォルはパッと気分を 切り替えたのか、 ますます軽快に働き出した
【グリダヴォル】
今年の夏はここでさんざん
お世話になったんだし…
【グリダヴォル】
最後は思いっきり盛り上げて、
燃え尽きるくらいがいいよね♪
一方、一度集中力が切れてしまい なかなかエンジンがかからない マスターの姿があった
【グリダヴォル】
マスター、大丈夫？
オーダー私が受けとくから…！
【グリダヴォル】
ちょっとちょっとお姉さん！
【グリダヴォル】
マスターはウブなんですから
からかっちゃダメですよ～♪
そんなマスターを気遣ってか
気づけばグリダヴォルが こまめにフォローをしてくれていた
【グリダヴォル】
困ったときは遠慮なく言って！
【グリダヴォル】
今日までもそうやって、
力を合わせて
乗り切ってきたんだから…！
グリダヴォルの弾ける笑顔と 誰をも引っ張るような背中は なによりマスターを元気にさせた
【グリダヴォル】
元気と笑顔はみんなで分け合わなきゃ
【グリダヴォル】
名付けて…
『ハッピーシェア』
…なんてね♪
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【グリダヴォル】
わわ、そんな申し訳なさそうな顔、
しないでよ…！私が勝手に
気にかけちゃってただけだし！
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