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そこは3つの女子校から成り立つ 学園都市
お嬢様たちが学ぶ 『聖ユグドラシル姫学院』
スポーツ、勉学に 特化したコースを有する 『ラグナロク女学院』
個性豊かな学生たちが集う 『牙克城学院』
3つの女子校による、 合同生徒総会が開催されていた
『聖ユグドラシル姫学院』生徒会長、 エクスカリバー
【エクスカリバー】 夏休みが終わりましたら、 体育祭や文化祭が行われます
『ラグナロク女学院』生徒会長、 ヴァジュラ
【ヴァジュラ】 学問と技の鍛錬、 日ごろの成果を発揮できるよう、 今から心しておけよ!
『牙克城学院』生徒会長、 ブラフマーストラ
【ブラフマーストラ】 みんなー! めっちゃ盛り上がっていくからねー!
【エクスカリバー】 引き続きまして、 統括理事長からお話がございます
【デュリン】 えっへん!
【デュリン】 あたしが理事長よ! 今日はみんなに大事な話があるわ!
【デュリン】 聖ユグドラシル姫学院と ラグナロク女学院と 牙克城学院を共学化するから!
生徒たちが驚きの声を上げる
【デュリン】 驚くのはまだ早いわよ! テストケースの男子生徒が 編入してくるんだから!
【デュリン】 しかも今日!
【デュリン】 マスター、 入ってきなさい!
出入り口が職員によって 開け放たれるが、 そこには誰もいない
【デュリン】 ちょ、あいつってば、 どこで何やってるのよー!!
その“あいつ”は 広場で道に迷っていた
【少年】 どうしよう、理事長に怒られる!
【少年】 …って、声が聞こえる?
【少年】 行ってみよう 道を教えてもらえるかもしれない!
声の主は二人 邪魔できない雰囲気で、 話かけられない
【かっこいい少女】 あなたの気持ちに 応えることはできません
【かわいい少女】 どうしてですか!? あたしはこんなにも あなたのことが好きなのに…!
残された少女から黒い霧が噴き出し、 武器を持った異形の影になった
【異形の影】 こんなの嘘! こんな現実、 あたしは絶対に認めない…!
【少年】 こ、ここは…? って、うわぁ!?
異形の影が襲いかかってきた、 その瞬間
神々しい武器を手にした、 不思議な少女たちが現れる
少女たちが何者なのかはわからない
だが、昔から知っているような、 そんな懐かしさを覚えた
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