60112201 ヴァナルガンド 自信がありません…
新しくマスターの隊に入った姫、 ヴァナルガンド
しかし彼女は、 マスター達が知る ヴァナルガンドではないらしく…
【ヴァナルガンド】
う~ん、やっぱり思うんですよね
【ヴァナルガンド】
ここは…
私のいる世界じゃないって
ドボドボドボ…
考え事をしながら 淹れている紅茶が、 カップから溢れまくっている
【ヴァナルガンド】
…え?どうなさったの…?
【ヴァナルガンド】
…紅茶?
【ヴァナルガンド】
…………
【ヴァナルガンド】
……あら、いけない
オリジナルのヴァナルガンドも おっとりしているが、
この異世界から来たという 彼女もかなりのおっとりさんだ
【ヴァナルガンド】
よくは覚えていないんですけど、
少なくとも前いた世界では
戦ってはいなかったですよ~
【ヴァナルガンド】
もっと別のことをしていたような…
【ヴァナルガンド】
そう、“戦い”とは全く別の
“なにか”を…
【ヴァナルガンド】
それを思い出せれば、
少し自信が持てる気が
するんだけどな…
【ヴァナルガンド】
だって、みなさん
スゴいじゃないですか?
【ヴァナルガンド】
女の子なのに、
異族をバッタバッタと倒して
【ヴァナルガンド】
わたしにはとても無理です~
【ヴァナルガンド】
わたし…正直、マスターさんの
お役に立てる自信がありません…
口調こそおっとりしているが、 彼女の悩みは深刻そうだった
そこでマスターは、 気晴らしのため、 彼女をある場所へと誘った
【ヴァナルガンド】
…え?ハイキング…?
ですか?
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