60112204 ヴァナルガンド 『フェンリルタスク』
あれから数日後─
【ヴァナルガンド】 もぅ~ 無茶し過ぎですよ~!
今回は立場が逆転 彼女に叱られているマスター
【ヴァナルガンド】 隊の姫を守るため、 異族と対峙するなんて
【ヴァナルガンド】 幸い、軽い怪我で 済んだから 良かったですけど
選択肢:
- ありがとう、きみのおかげだね → select_label_01へ
- また君に救われたね → select_label_02へ
- 前より強くなってない…? → select_label_03へ
幸い、軽い怪我で 済んだから 良かったですけど
select_label_01:
【ヴァナルガンド】 あんまり心配かけないで下さいよ?
select_label_02:
【ヴァナルガンド】 世話のかかるマスターさんですねぇ
select_label_03:
【ヴァナルガンド】 そんな事より、今は治療が先です
select_label_end:
【ヴァナルガンド】 じゃ、ちょっと待ってて下さい 絆創膏を持ってきますから
棚の上にある救急箱を 取ろうと椅子に上る彼女
【ヴァナルガンド】 でも… そういう人だから
…え?
【ヴァナルガンド】 そうやって無茶をしてでも、 守ろうとしてくれる人だから
【ヴァナルガンド】 こっちも守ってあげなきゃって 思うんでしょうね
【ヴァナルガンド】 大丈夫、任せて下さい
決意の眼差しをマスターに向ける彼女
【ヴァナルガンド】 どこにいても、 マスターさんは必ず わたしが守ってあげますか…
ガラガラガッシャ~ン!
しかし、よそ見をしたせいで 救急箱を頭に落っことしてしまった
【ヴァナルガンド】 あいたたた… また、こぶが…
【ヴァナルガンド】 …あ
【ヴァナルガンド】 …と、まぁ このようにまだまだ 頼りないわたしですが…
【ヴァナルガンド】 マスターさんを 守りたいって気持ちは… 本物ですから
【ヴァナルガンド】 それが…この世界での… わたしの武器
絆創膏をめくる 彼女の手が光り出す
それは新たなるスキル 『フェンリルタスク』が 覚醒した瞬間だった
【ヴァナルガンド】 前に、ここはわたしがいる 世界じゃないって言いましたけど…
【ヴァナルガンド】 マスターさんの隣は… わたしのいるべき場所のような 気がするんです
【ヴァナルガンド】 なんでしょう? 心配なんだけど…安心する… みたいな
【ヴァナルガンド】 あれ?意味わかんないですね? でも、とにかく…
【ヴァナルガンド】 わたしはマスターさんと一緒だと… 心がホッとするみたいです
【ヴァナルガンド】 これからもマスターさんの隣で… 戦っていきますからね
そう言いながら 絆創膏を貼ってくれる彼女は、 とても愛らしかった
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