60151301 えいたそストーリー 絵本でばびゅっと幸せに
戦闘の合間の休日
部屋から出てこない えいたそを 心配するマスター
そっと部屋を覗いてみると…
【えいたそ】 ………
背中越しに見える彼女 何やら机に突っ伏している
【えいたそ】 ………
大丈夫…? 声を掛け、覗き込むと…
【えいたそ】 おいっしょー!!
ガリガリガリガリッ!
鉛筆を使い、 物凄い勢いで 紙に何かを描いている
【えいたそ】 …!ふぁっ! マスター! いつからそこに…!?
【えいたそ】 え?これ…? 絵本だよ、絵本!
【えいたそ】 この前も見せたでしょ? あれが姫たちの間でウケちゃってね! 今は連載しているのだ!わはは!
【えいたそ】 あれからね、休みの度に描いてるの! 私の描く本で誰かを元気にできたら、 超~幸せじゃん!ね!?
相変わらず、元気でポジティブな彼女 その元気を分けてもらおうと 原稿に手を伸ばしたら…
【えいたそ】 もう~、何やってんのマスター!? 今、超忙しんだから!!
【えいたそ】 読む暇があるんなら手伝って!! 締切に間に合わないよ!!
えぇ!?締切?
【えいたそ】 いっくよ~!! ばっびゅーーーん!!
絵を描く手は、 とどまるところを知らない
【えいたそ】 ほら、ボーっとしてないで! ここ、お願いね!
下描きの線を消すゴム掛けや、 色塗りを手伝わされるマスター
すっかり彼女のアシスタントに なってしまったようだった
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