60241201 ヘレナ・D. plug・ロキ ウソつきな英雄
【メルリヌス】 うーん…
マスターの隊に新たに加わった メルリヌス…
だが…まだ、うまく隊に なじめていないのだろうか 戦闘の合間、平穏な休息の時でも…
一人、姫達の談笑の輪から離れて 座り込み、何事か思案している
【メルリヌス】 どうするのが良いかしらね… それに、もっと驚くようななにかを…
いったいどうしたのか、と 手を差し伸べ、声をかけるマスター
【メルリヌス】 …あら?マスター わたしに触りたいの? ふふ…
マスターの手をかわすように ゆっくりと身を翻して メルリヌスは立ち上がる
【メルリヌス】 別になんでもないわ ただ、ちょっと考えていたのよ 戦術というか、作戦をね
作戦?とマスターが問うと…
【メルリヌス】 そうよ… わたし、いつでも戦争のことを 考えるのが好きだから
【メルリヌス】 …って言ったら信じる? ふふっ、ウソよ…本当は おいしいお魚のことを考えてたの
魚…?
【メルリヌス】 知らないの? フィッシュアンドチップス
【メルリヌス】 なにを言ってるんだ?って 顔してるわね… 面白い…♪
【メルリヌス】 そうやって、あなたが 驚いたり困ったりするのを 見るのは楽しいわ♪
メルリヌスは企むような微笑を浮かべ マスターへとそっと手を伸ばし…
【メルリヌス】 ねえ…? マスター、わかっているとは 思うけど…
【メルリヌス】 わたしは異世界から来たの… だから、他の姫達とは違う力がある
【メルリヌス】 そして…マスター あなたを立派な王にしてみせるわ このわたしの力を貸してあげる
『王』…?
【メルリヌス】 だって、あなたは特別な存在… コアの指輪なしでわたしとリンクして わたしにオーラを与えてくれる…
伸ばした手がマスターへと触れる寸前 メルリヌスはそれを引っ込める
【メルリヌス】 …ほら、またあなた… なにを言ってる?って顔してる でも、それでいいのよ
【メルリヌス】 あなたはただ… わたしに戦いをまかせておけば それでいいの
しかし、メルリヌスは 最近の戦場で孤立しがちだったと マスターは思い出す
選択肢:
- 信用していいのか? → select_label_01へ
- きみが気がかりだ… → select_label_02へ
しかし、メルリヌスは 最近の戦場で孤立しがちだったと マスターは思い出す
select_label_01:
【メルリヌス】 わたし、あなたをだましたりしないわ …なーんて、言っても すぐには信じてくれないかもだけど
select_label_02:
【メルリヌス】 気がかりって?わたしのことが? どうして? 信用できないから、かしら?
select_label_end:
【メルリヌス】 大丈夫よ…心配はいらないわ わたし、これでも元の世界では 英雄と呼ばれていたのよ
【メルリヌス】 マスターのためにも必ず 英雄の名にふさわしい戦果を示すわ だから…期待してよね
【メルリヌス】 …って言ったら あなたは本気にする? ふふふっ…
再びメルリヌスが微笑む 戦いに備えて気を張るでもなく… いたずらで、妖しげな笑みだった
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