6026122 フィーア さまよう孤独
【フィーア】 異族も片付いたことだし… さっきの続きをしましょう?
戦いの後も、フィーアは マスターにべったりで 周囲の視線が突き刺さる
【フィーア】 うふふっ… その困った顔…ゾクゾクしちゃう
選択肢:
- もう少し離れて… → select_label_01へ
- み、みんなの視線が… → select_label_02へ
- そろそろ用事が… → select_label_03へ
うふふっ… その困った顔…ゾクゾクしちゃう
select_label_01:
【フィーア】 恥ずかしがることなんて、 なにもないじゃない…ね?
select_label_02:
【フィーア】 ふふっ…気にしなくていいわ、 慣れたらクセになるわよ?
select_label_03:
【フィーア】 ウソをついても、だぁめ… 私にはお見通しよ?
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迫るフィーアと、逃れようとする マスターの間で攻防が続いたが、 急にフィーアが動きを止めた
【フィーア】 やっぱり駄目ね、 退屈なのは変わらない
【フィーア】 …貴方、もういいわ じゃあね
フィーアはそっけなく立ち去り、 マスターは一人取り残された
マスターは、解放された安堵と 急に置いていかれた寂しさで、 複雑な気持ちだった
【フィーア】 …………
数日後、マスターは街中で 一人佇むフィーアを偶然見かけた
自分のせいで、フィーアは人との 関わりが面倒になったのかも…と 心配になり、マスターは声をかける
【フィーア】 あら…貴方が、どうしてここに… …もしかして、私を心配しているの? それなら安心していいわよ
まだなにも言っていないのに、 フィーアにはお見通しなんだね と、感心するマスター
【フィーア】 ふふっ…貴方はわかりやすいから… それに、私がいた世界とは違うけれど それなりに楽しんでいるのよ?
【フィーア】 この世界では、マスターっていう、 新しい遊び相手も見つかったし…ね?
マスターは、その微笑みに わずかな寂しさを感じた
もしよければ、昔のことを 教えてくれるか尋ねると、 彼女はくすりと笑った
【フィーア】 そうね… 私も貴方に聞きたいことがあるの
【フィーア】 …貴方にとって、生きるために 必要なものはなにかしら?
選択肢:
- やっぱり愛かな? → select_label_04へ
- うーん、お金かな? → select_label_05へ
- 人生を楽しむことかな? → select_label_06へ
…貴方にとって、生きるために 必要なものはなにかしら?
select_label_04:
【フィーア】 愛ねぇ…貴方の愛って、 どんなものなのかしら?
select_label_05:
【フィーア】 この世界のお金ってどんな形? …ふぅん、それほど変わらないわね
select_label_06:
【フィーア】 あら…意外と欲求に正直なのね、 嫌いじゃないわよ?
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フィーアはマスターの答えが 気に入ったらしく、楽しそうに笑った
【異族の群れ】 グオォォォッ!
【女性】 きゃー!異族だわ!
その時、異族が街に突如出現し、 人々はパニックになった
逃げ惑う人々の間で、小さな子供が 転んだのを見つけたマスターは、 その子に駆け寄って覆いかぶさった
【フィーア】 ちょっと!?
【異族】 グギャアアアッ!
うずくまるマスターを狙い、 異族達は襲いかかろうとしていた
フィーアはすばやく駆け出すと マスターを守るように前に立ち、 異族と対峙する
【フィーア】 私が遊んであげるわ…覚悟なさい!
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