610010051 限定クエスト 未分類 シンフォギアコラボストーリークエスト後編 「響け、つなぐ世界の交響曲」ストーリークエスト後編 5 - 4話 響け、つなぐ世界の交響曲 4話 響け、つなぐ世界の交響曲 4話
【村人】 異族がっ、異族が襲ってきたぞっ!
おびただしい数の異族に追われ、 人々が逃げ惑う
【アルマス】 まずは住民の避難が先よ 異族を足止めして 私達で被害を抑えるのっ!
【ラブリュス】 おっけ~、分かったっ!
【異族】 キッシャアアアアッ!!
【小日向未来】 ラブリュスさんッ! 左ッ、来てますッ!
【ラブリュス】 はいは~いっ、 任せなさい♪
【ラブリュス】 えぇ~い!!
【ラブリュス】 うえっ? 壁に弾かれちゃったぁ!?
【異族】 ギッ、ギギッ…!
【ラブリュス】 なによ、この石頭めぇ~! あったまきたぁ!
カルマノイズ化した異族が群れをなす それは壁となってアルマス達の前に 立ちはだかった
【ラブリュス】 かった~いっ! なぎ払っても湧いてくるし もぉ~、どんだけよぉ~!
【小日向未来】 ラブリュスさんッ! わたしが今、援護を――
【異族】 グギャアアアアア!!
【小日向未来】 なっ、死角からッ…!?
【立花響】 させないッ! ぶっ飛ばすッッ!!
弾丸のように突っ込む 響の拳がさく裂する 未来を囲む異族の包囲が一部崩れた
【異族】 ギャアアッ!
異族達がひるんだように一旦 アルマス達と距離をとる その隙に響が未来に駆け寄った
【立花響】 未来ッ、大丈夫ッ!?
【小日向未来】 あ…ありがとう、響… わたしッ!
【小日向未来】 わたし……
【立花響】 …未来?
【小日向未来】 ごめん…やっぱりわたし、 足をひっぱってるよね
【小日向未来】 無理についてきたのに 役にも立てないなんて…
【立花響】 未来…そんなことないよッ! そんな――
【小日向未来】 無理に戦うなって 言われてたのに
【小日向未来】 こんな風に足手まといになる前に S.O.N.G.本部の指示を仰ぐべき だったのに…ッ!
【小日向未来】 みんなの…響の役に立ちたいのに… どうしたらいいの? このままじゃ、わたし…
【ラブリュス】 はいは~いっ♪ そんなときこそ このラブリュスちゃんを見てっ!
【小日向未来】 は、はい…?
【ラブリュス】 可憐で、可愛くて、なおかつ 超強いラブリュスちゃんの 悩殺すまいる~♪
【小日向未来】 の、悩殺、すまいる~?
【ラブリュス】 はいっ♪ これでもう元気出たよねっ!
【小日向未来】 え、ええっと…
【立花響】 ぷはッ! げ、元気出たって ラブリュスさん、こんな時に なんですかそれ…あははッ!
【ラブリュス】 なによう~ わたしの可愛い全開スマイルを見て 元気にならないわけないでしょぅ~?
【ラブリュス】 それともなぁに? わたしが可愛くないっていうの…?
ジト目で睨むラブリュス 響と未来はあわててフルフルと 首を横に振ってみせる
【アルマス】 もう、ラブリュス、 二人をからかってる 場合じゃないでしょ
【アルマス】 まだ敵の目の前なんだから
【アルマス】 それと、未来 思うように敵を倒せないからって 落ち込む必要なんかないわ
【小日向未来】 …アルマスさん
【アルマス】 今、大事なのは街の人を 無事に逃がすこと
【アルマス】 守りながらじゃ、戦えない だから今はやつらを倒すことより 足止めすることよ
【アルマス】 それはできてるんだから 落ち込むことはないわ
【小日向未来】 …アルマスさん、 ありがとう…
【立花響】 そっかッ!足止めなんだから 絶対に倒す必要はなかったんだッ!
【立花響】 倒すのは後回しにして、 まずはわたし達が囮になってる間に みんなに逃げてもらえばいいんだッ!
【立花響】 そのためにも、未来が必要だよ わたし、未来の援護があれば 安心して戦えるんだッ!
【小日向未来】 響…
【ラブリュス】 確かに、後ろを気にしながら 戦うのって、超疲れるしね~
【ラブリュス】 いちいち倒さなくていいんなら 全然なんとかなりそうっ
【ラブリュス】 ふふ♪ラブリュスちゃんの本領発揮! 殲滅ライブはその後の お楽しみっ、てねっ♪
【立花響】 よ~しッ! そうと決まれば、ここはみんなで 力を合わせて乗り切ろうッ!
【小日向未来】 響、だからって あまり無茶しちゃ嫌だよ
【立花響】 未来、大丈夫だよッ! 一緒に頑張ろッ!!
顔を見合わせ頷きあう そして4人は異族のひしめく方へと 向き直った――
【小日向未来】 あっ、アルマスさんッ! 住民の避難、終わったみたいです
【アルマス】 わかった! 反撃はここか、ら…!?
【異族】 グギイイイ!!
【アルマス】 くっ…!?
異族の攻撃をしのぎながらも、 長時間の攻防にアルマス達は 疲弊し、確実に追い詰められていた
【ラブリュス】 うううっ、ヤバいよ~ 踏ん張ってたけど、 結構、これ限界っぽい~
【立花響】 で、でもッ! 異族達をなんとか 街から追い出してしまわないと
【小日向未来】 うん、 みんな、がんばろうッ!
互いに励まし合うも 圧倒的な数の異族相手に 消耗戦を強いられる
【アルマス】 カルマノイズと一体化しているせいか やっぱり攻撃が通りにくい…
【アルマス】 響や未来と連携していても、 このままじゃ…!
【立花響】 大ピンチッ… だとしてもッ!
【立花響】 負けないッ! 諦めないッ!!
【アルマス】 響っ!?
昂然と顔を上げた響が 歌を口ずさむ
【立花響】 ~♪
【アルマス】 この歌…歌で自分の力を 高めている…?
【小日向未来】 響…ッ!それなら、 わたしも一緒に…ッ!
【小日向未来】 ~♪
【ラブリュス】 よし、 ここはわたしも テンションあげてくよ~!
【ラブリュス】 わたしは殲滅部隊のアイドル ラブリュスちゃんなんだから! あぁ~♪
【アルマス】 みんな… ああ、でも…!
疲弊した身体に鞭打って 力を集中させる だが――
【小日向未来】 だめ…さっきの戦いで 力を使いすぎて…
【風鳴弦十郎】 ここは二人に頼もう だが、くれぐれも無茶はするな 状況を確認したらすぐに帰ってこいッ!
【響&未来】 はいッ!!
【小日向未来】 いいえ、あきらめちゃだめッ! 力が足りないなら、 わたしが絶唱を歌ってでもッ…!
【???】 フンッ! しゃらくせぇッ!!
突然、異族の群れに向けて 弾幕の雨が降り注ぐ
【アルマス】 なっ…!
【???】 シケた面して、 なにやってんだよお前ら
【雪音クリス】 いつまで経っても帰ってこねえから 風鳴のおっさんが迎えに行けってよ
【雪音クリス】 来てみりゃ、案の定 トラブルに巻き込まれてやがるし 間に合ってよかった、なッ!
【異族】 ギャアアッ!?
【立花響】 クリスちゃんッ…!? クリスちゃんだッ! 来てくれたんだぁ~ッ!!
【小日向未来】 クリス…うぅっ ありがとう…
【雪音クリス】 あ~もうっ、 感激すんのは後ッ!
【雪音クリス】 …でも、まあ お前ら、よく頑張ったな
【雪音クリス】 あともうひと踏ん張り、 ここはあたしが 手伝ってやるよッ!!
【雪音クリス】 はぁッ!
クリスが異族の足元を打ち抜く 先頭の進行を阻まれ、 異族の後続集団が雪崩を起こす
【雪音クリス】 ははっ、いくぞッ! お前らは目の前の敵に集中しろッ! 他はあたしが相手してやるッ!
【ラブリュス】 なんかわかんないけどっ 助けっぽい?
【アルマス】 どうやら 響達の仲間みたいね
突然参戦した頼もしい味方に 全員が奮い立った
【立花響】 っていうわけで、わたし達の仲間の 雪音クリスちゃんですッ!
【雪音クリス】 …なんであたしが自己紹介なんて 恥ずかしいことしなきゃ なんねえんだよ…
【小日向未来】 …こんな感じにちょーっとだけ 素直じゃない所もあるけど 根はすっごくいい子なんですッ!
【雪音クリス】 いやだからもう、 そういうのいいから…
【雪音クリス】 てか、シンフォギアなしで こんなに戦えるやつが こっちの世界にはいるんだな
【アルマス】 私たちの世界にある神器と あなた達の世界の聖遺物ってものが 似ているらしい…って話だったわ
【小日向未来】 神器のキラーズを宿した アルマスさん達と、聖遺物の欠片を 纏ったシンフォギア装者のわたし達…
【立花響】 そう考えると、なんだかこの世界に 来たのも運命的に感じるよねっ
【雪音クリス】 お前はどこに行ってもお気楽だな
【雪音クリス】 それじゃ、お前らがすぐに 戻ってこなかったのは、こっちで 味方を見つけたからなんだな?
【雪音クリス】 つまり一緒に戦った方が 事態解決が早いって判断したわけだ
【立花響】 たはは…ていうか いきなり戦闘に巻き込まれたって いうか、なんていうか…
【小日向未来】 クリスは? クリスはどうして一人で この世界に来たの…?
【小日向未来】 もし迷子になってわたし達と 合流できなかったらどうするの?
【雪音クリス】 おいおい、そりゃ逆だろ あたしは迷子の二人を わざわざ保護しに来たんだぞ?
【響&未来】 えッ!?
【立花響】 迷子って…わたし達のこと?
【雪音クリス】 あぁ?他に誰が居るってんだ? 全然、報告しに 戻ってこねぇんだから
【雪音クリス】 そりゃ、お前らの方が迷子だろ
【立花響】 ガーンッ…! 確かに否定できない…
【小日向未来】 ぐうう…そう言われちゃうと 返す言葉もないよ…
【アルマス】 でも、私達は響達のおかげで 助かったわよ あまりいじめないであげてくれない?
【ラブリュス】 だね~ いつもの異族と様子が違うのも 原因を教えてくれたし~
【ラブリュス】 一緒に戦ってくれたでしょ~ 住民の避難も手伝ってくれて 助かったよ
【小日向未来】 …ラブリュスさん そんな風に思ってくれてたんですね…
【雪音クリス】 ふ~ん… ちゃんとこっちの世界の 役に立ってたんだな
【立花響】 えへへ…なんか照れちゃうな…
【雪音クリス】 まあ、それにしても…
クリスが破壊された街を見渡す おびただしい数の異族が蹂躙した その痕跡に一同の表情も険しくなる
【雪音クリス】 まさか、カルマノイズを喰って パワーアップするようなヤバいやつが いるなんてな…
【立花響】 うん…わたし達も驚いたよ しかも、こんなに大量に…
【雪音クリス】 おっさんが心配するわけだ ギャラルホルンのアラートが鳴るのも 道理だな
【アルマス】 カルマノイズという敵が 大量に発生するのは、 そんなに異常なことなの?
【小日向未来】 そうですね…通常あまりないこと としか言えませんけど…
【雪音クリス】 そこははっきり言っといてやる この世界に、世界蛇が隠れている 可能性が高いってことだ
【雪音クリス】 世界蛇はカルマノイズを生む
【雪音クリス】 てことは、カルマノイズが大量にいる ここに高確率で世界蛇が隠れてるって 考えるのが自然だからな
【ラブリュス】 ええ~、なんか不穏な予感~
【アルマス】 どちらにせよ、まずは 調べてみないことには 始まらないわね
【立花響】 …だねッ!
そして不穏な気配を感じながら、 アルマス達は世界蛇の 痕跡を探すことにした
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