Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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610110331 限定クエスト ファンキル学園(学園編)(ファントムオブスクール) 決戦!ファントム・オブ・スクール ストーリークエスト 決戦!ファントム・オブ・スクール 3 - 第2話「諸悪の根源」 決戦!ファントム・オブ・スクール 2話 決戦!ファントム・オブ・スクール 2話 戦闘前

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ラグナロク女学院は 恋に狂った少女の巣窟と化した

しかしマスターの浄化を経験した 生徒たちは正気を保っており、 彼女らの協力で一行は脱出に成功

そして学園都市の理事長 デュリンを尋ねたのだった しかしマスターは――

【マスター】 (…おかしい、 何か変な気がする…)

0.png 【デュリン】 ちょっと~報告中に ぼ~っとしないの

【マスター】 ごめんなさい

0.png 【デュリン】 よろしい では報告を整理すると…

0.png 【デュリン】 ラグ女で生徒が暴れている 暴れている者は、 全員異族になっている…

0.png 【デュリン】 さらに一部の生徒は 異族を認識する力、 戦う力にも目覚めた

0.png 【デュリン】 そして…MAIという少女が 異族をけしかけてきたと… 前にも似た騒動があったわね

0.png 【デュリン】 生徒の日誌に黒い霧が宿り 学校全体の時がループした マスターは覚えてる?

0.png 【デュリン】 あの時は、日誌をつけてた子が 騒動の“核”になって、 同じ一日をループさせてたの

【マスター】 そうだ、MAIも言っていた それだけあの子の悩みが 深刻ってことだね…って

0.png 【デュリン】 ということは、 今回もそういう生徒がいる 可能性が高い…よしっ!

0.png 【デュリン】 マスター、命令よ 今すぐ学校に戻って、 その生徒を探して浄化しなさい

100221.png 【レーヴァテイン】 はぁ…私のこと、 忘れてもらっちゃ困るんだけど

0.png 【デュリン】 あっ、そうだったわ! ごほん…レーヴァテイン、 何しにきたのかしら?

100221.png 【レーヴァテイン】 理事長は あれの正体を知ってるわけ? だったら、すぐ教えて

100221.png 【レーヴァテイン】 さっさと状況を把握して、 この騒ぎを終わらせたいの

0.png 【デュリン】 そういうあなたは、 どれくらい知ってるの?

100221.png 【レーヴァテイン】 昔から、ぼんやり見えてた それ以上は知らない

0.png 【デュリン】 なるほど、 じゃあ説明するわね

0.png 【デュリン】 黒い霧は…自然現象よ

0.png 【デュリン】 この世界でずっと昔から、 極々まれに観測されてきた 異族と一緒にね

0.png 【デュリン】 都市伝説や心霊現象のレベルよ そして、さらに限られた者が 異族を認識し、戦うことができた

0.png 【デュリン】 あなたもそうだし、 そこにいるマスターとか、 ティルフィングもそうね

100221.png 【レーヴァテイン】 …それならそうと、 さっさと言いなさいよ

0.png 【デュリン】 謝るわ こんなことになるなんて… MAIの存在は想定してなかった

0.png 【デュリン】 私は… 黒い霧について公表するのは リスクが高すぎると判断したの

0.png 【デュリン】 いつ誰が怪物になるか分からない 状態で、普通の学園生活は できないかな…って

100221.png 【レーヴァテイン】 たしかに… 人間不審になりそうね

0.png 【デュリン】 それに負の感情だって、 心の大事な一部なの

0.png 【デュリン】 悩むことも、怒ることも、 決して排除しちゃいけない 生きる上で必要なことよ

0.png 【デュリン】 黒い霧はそうした負の感情が 顕在化したもの 多少の存在は許容するしかない

0.png 【デュリン】 副産物の異族も同様 でも、生徒たちの安全を 守る義務もあるわけで…

0.png 【デュリン】 そこで、他者を傷つけるほどの 闇を抱えた生徒に限っては 特例的に対処してたの

101491.png 【ティルフィング】 はい それが特待生として、 私に与えられた任務でした

101491.png 【ティルフィング】 私は昔から、 黒い霧が見えたんです 異族になってしまう人も…

101491.png 【ティルフィング】 そこで…この力を活かして、 自分に何かできないか考え――

【???】 お話し中、失礼しま~す♪ 挑発…いやいや、 ご挨拶にきましたー!

101491.png 【ティルフィング】 MAI!? どうしてここに!?

【MAI】 だから言ったじゃん MAIちゃんは神の使い、 どこにでも存在でき――

【MAI】 危なっ! 不意打ちは卑怯だよ!

100221.png 【レーヴァテイン】 あんたを黙らせれば、 この茶番も終わるんでしょ?

【MAI】 そりゃそうだけどさ~! もうちょっと楽しんだら? 悩んでる生徒を探したり…

【MAI】 あとMAIちゃんの動機! これを聞くのは定番でしょ! ちゃんとあるんだから!

【MAI】 世界が滅茶苦茶になるのを 見たいっていう狂気と混沌系の 練りに練った純粋悪的な――

【MAI】 どわぁぁ!? 落ち着いてよ! MAIちゃんの話を聞いてー!

100221.png 【レーヴァテイン】 うるさい

レーヴァテインはMAIに 鋭い攻撃を放ち続ける

マスターはその光景を見て 一つの疑惑を確信へと変えた そのとき――

【MAI】 そんなわけで、 MAIちゃんはまだ ケガしたくないから帰るね!

【MAI】 頑張ってラグ女で 悩んでる子を探して! そんじゃまた~♪

MAIが理事長室から消えた レーヴァテインは怒気を含む 深いため息をつき――

100221.png 【レーヴァテイン】 逃げ足だけは早い…はぁ

100221.png 【レーヴァテイン】 仕方ない…ラグ女に戻って、 騒動の元凶になってる子を 見つけて――

【マスター】 その前に、 確認したいことがある

100221.png 【レーヴァテイン】 何?

【マスター】 レーヴァテイン、 君は今、 何か悩んでいないだろうか?

100221.png 【レーヴァテイン】 …は?

【マスター】 黒い霧に取りつかれた子は、 いずれも普段とは違う 態度を取っていた

【マスター】 今日のレーヴァテインは あまりに協力的すぎる 端的に言って、不自然だ

【マスター】 以前は黒い霧を見ても 面倒だと消えてしまった なのに、さっきの攻撃は…

【マスター】 キレキレだった やる気がありすぎる もしや黒い霧に…

100221.png 【レーヴァテイン】 ……私をなんだと思ってるの? やる気、出すときもあるから

【マスター】 悩みがあるなら 素直に話してほしい

100221.png 【レーヴァテイン】 …だから悩んでないし

【マスター】 いや、きっと君は――

100221.png 【レーヴァテイン】 しつこい!

次の瞬間、 レーヴァテインから 黒い霧が噴き出した

100221.png 【レーヴァテイン】 どうして話が通じないの… 私だって普通に怒るし、 悲しむし、喜ぶのに…

100221.png 【レーヴァテイン】 私の気持ちは、 誰にも伝わらない… おかげで面倒ばっかり…!

101491.png 【ティルフィング】 レーヴァテインが異族に…! マスター、浄化しましょう!

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