66610061 Unit666 ナーゲルリング
【ナーゲルリング】 マスター、話ってなんですか…?
マスターは線香花火を出し、 ナーゲルリングに差し出す
【ナーゲルリング】 線香花火… 一緒にやりたいんですか?
【ナーゲルリング】 し、仕方ないですね… 付き合ってあげます!
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【ナーゲルリング】 すごくキレイ… 少しずつ火花が大きくなって… 可愛い…
【ナーゲルリング】 …ねぇ、マスター 線香花火って、 人生に例えられるんですよ…
【ナーゲルリング】 だからかな… マスターとの思い出が 蘇ってきました…
【ナーゲルリング】 初めてマスターと会ったとき 何を考えてるのか わからない人だと思いました…
【ナーゲルリング】 いつもにこにこしてて、 誰にでも優しくて親切で…
【ナーゲルリング】 それはいいことなんですけど、 でも…
【ナーゲルリング】 私は… どんなにマスターが優しくても、 やっぱり疑っていました…
【ナーゲルリング】 何か裏があるんじゃないかって マスターを信じることが できませんでした…
【ナーゲルリング】 マスターと一緒に過ごすうちに 少しずつですけど… 大丈夫かもって…
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【ナーゲルリング】 だって… マスターの指揮を見たら、 疑うことなんてできなかった…
【ナーゲルリング】 苦しい戦いのときは… みんな、もうダメだって くじけそうになります…
【ナーゲルリング】 だけどマスターは… 大丈夫だよって、 背中を押してくれました…
【ナーゲルリング】 戦い以外のときにも、 マスターは 私の背中を押してくれました…
【ナーゲルリング】 だから私… ジャングルで自分の気持ちに 素直になれたんです…
【ナーゲルリング】 マスターのことを守りたい、 誰よりも一番近くにいたい…
【ナーゲルリング】 だって…私… マスターのことが大切だから…
【ナーゲルリング】 この気持ちは 勘違いかもしれないって… 思っていたけど…
【ナーゲルリング】 自分の部屋にマスターを 入れちゃいました…!
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【ナーゲルリング】 私の部屋に人を入れたのは、 マスターが初めてでした…
【ナーゲルリング】 あの一言には ちょっとビックリしましたけど…
【ナーゲルリング】 とっ、泊まっていいかって 聞いてきたでしょう!? マスターが言ったんですよ!
【ナーゲルリング】 恥ずかしかったけど、 私…すごくうれしかったです…
【ナーゲルリング】 結局は朝まで二人で片づけをする ことになったのですが…
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して ナーゲルリングを見つめた
【ナーゲルリング】 マスター…?
ナーゲルリング…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
ナーゲルリング…
select_label_01:
【ナーゲルリング】 えっ…えぇーっ!?
select_label_end:
【ナーゲルリング】 大切な誓約ですよ… 私とで…本当にいいんですか?
【ナーゲルリング】 …本当に? 信じますよ?
上目遣いだったナーゲルリングは ひとつ頷くと マスターを正面から見据えた
【ナーゲルリング】 私も…誓います!
【ナーゲルリング】 マスターと一緒に、 どんな困難にも 頑張って立ち向かいます…!
【ナーゲルリング】 マスターを守って、 ずっとずっとそばにいます
【ナーゲルリング】 マスターの優しさに 私は応え続けます
【ナーゲルリング】 命の限り… あなたを大切にします…!
それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【ナーゲルリング】 …あっ
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと ナーゲルリングを包んだ
【ナーゲルリング】 これが…マスターの想い? 胸の奥から温かいものが あふれてくる…
【ナーゲルリング】 どうしよう…すごくうれしい!
【ナーゲルリング】 あの…マスター… ぎゅってしても…いいですよね?
【ナーゲルリング】 大好きです、マスター!
こうしてマスターと ナーゲルリングの誓約は 結ばれたのだった
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