66620061 Unit666 ダグダ
【ダグダ】 マスター ダグダ、来たよ~ はあ~、もう疲れちゃった…
【ダグダ】 最近は移動のたびにマスターに おんぶしてもらってたから 歩くだけでも重労働だよ~
【ダグダ】 ねえねえ~ ダグダここまで頑張ったから マスター、ご褒美ちょうだい?
マスターは線香花火を出し、 ダグダに差し出す
【ダグダ】 線香花火…?
【ダグダ】 ふふっ、かわいいご褒美 もらっちゃった~
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【ダグダ】 いいねぇ、線香花火 軽いからダグダが持っても 疲れないし~
【ダグダ】 あ、マスター 今、ちょっとホッとした?
【ダグダ】 もう、疲れたから代わりに持って~ って言うんじゃないかって そわそわしてたでしょ!
【ダグダ】 もう~、ダグダのこと みくびりすぎだよ!
【ダグダ】 でも、もしダグダが そうお願いしても マスターは持ってくれてたよね?
【ダグダ】 マスターは優しいから どんな頼みも聞いてくれるもんね~
【ダグダ】 出会ったばっかりの頃も そうだったよね
【ダグダ】 ダグダがどれだけ甘えても 嫌な顔をせずに 受け止めてくれて…
【ダグダ】 ダグダも、こんなに甘えてもいい人 初めてだったから すっかり夢中になっちゃった~
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【ダグダ】 あまりにも優しいから 不安になることもあったよ
【ダグダ】 ダグダが他の子の お荷物になってるから…
【ダグダ】 仕方なく面倒を 見てくれてるのかな~ とかね
【ダグダ】 ダグダも頑張ろうとは 思ってるんだよ
【ダグダ】 敵をわーって蹴散らしたりして たくさん活躍してるでしょ~ …たまにだけど~
【ダグダ】 でも、それだけで 本当にいいのかなって…
【ダグダ】 マスターのために ダグダができること もっとないかなって考えたけど…
【ダグダ】 わかんなくて、疲れちゃって 結局、マスターに甘えちゃうの~
【ダグダ】 だから、海水浴に行った時 マスターが頼ってくれて とっても嬉しかったんだよ
【ダグダ】 子どもが沖で溺れそうになって 誰も助けられそうになかった時…
【ダグダ】 マスターが ダグダだけが頼りだって 言ってくれたの
【ダグダ】 ふふっ、今思い出しても にやにやしちゃう~
【ダグダ】 マスターがダグダのこと 頼ってくれてるってわかったら ものすごい力が湧いてきたんだよ
【ダグダ】 そのまま海も割っちゃったもんねぇ 溺れた子、助けられて良かったよ~
【ダグダ】 あの出来事があって マスターに頼られてるって わかって安心できたし…
【ダグダ】 気づいちゃったんだ… マスターもダグダといたいと 思ってくれてるんだって…
【ダグダ】 えへへ、そうでしょ~? マスター…
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【ダグダ】 あのね、二人きりで カフェに行った時にも 言ったけどね…
【ダグダ】 こんなに甘えてもいいって思えるの やっぱりマスターだけなんだよ
【ダグダ】 頑張ろうと思っても マスターの傍にいるだけで ほわほわしちゃって~…
【ダグダ】 どうしても甘えちゃうの…
【ダグダ】 ごめんね、マスター… でも、ダグダはずっとずっと マスターに甘えていたいよ…
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して ダグダを見つめ返す
【ダグダ】 マスター…
ダグダ…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
ダグダ…
select_label_01:
【ダグダ】 えっ… ダグダと…?
select_label_end:
【ダグダ】 本当にいいの? ダグダ、こんなに甘えて ばかりなのに…
うん、君がいいんだ と、マスターはうなずく
【ダグダ】 ここまでマスターに 大切に思われてるなんて… う、嬉しいよ~…
【ダグダ】 あのね… ダグダ、つい甘えちゃうって 言ったけど…
【ダグダ】 本当は、マスターのために もっと頑張れるようになりたい
【ダグダ】 もっとマスターにも 甘えられるようになりたい…
【ダグダ】 そのために、ちょっとずつ ダグダ、成長していくから…
【ダグダ】 だから、マスター… これからはもっともーっと ダグダのこと、甘やかして…?
その言葉を聞いて ああ、誓うよ と、マスターは宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【ダグダ】 わぁ…
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと ダグダを包んだ
【ダグダ】 マスターのバイブスと ダグダのキラーズが 深く深く繋がっていく…
【ダグダ】 マスターの想いに包まれて とろけちゃいそう…
【ダグダ】 マスター、大好きだよ…
【ダグダ】 だらだらして マスターにすぐに 甘えちゃうけど
【ダグダ】 ずっとずっとダグダの 隣にいてね…?
こうしてマスターと ダグダの誓約は 結ばれたのだった
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