66620161 Unit666 シタ
【シタ】
マスター、
お待たせしちゃいましたね
お話ってなんでしょうか？
【シタ】
まさか…
またミトゥムちゃんが
何かやらかしたとか…
ちがうよ、と マスターは微笑みながら線香花火を シタに差し出す
【シタ】
あら、線香花火ですね
これを、わたしと一緒に…？
【シタ】
わぁ、嬉しいです！
向かい合わせがいいのかな…
それとも並んだ方がいいか悩みますね
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【シタ】
マスターはご存知ですか？
線香花火は人生に
例えられるんだそうですよ
【シタ】
小さな火花の一つ一つが
楽しい思い出みたいに
輝いているからでしょうか…
【シタ】
わたしとマスターの思い出も
こんな風に輝いてるのかな…
【シタ】
初めて会った日のこと、
マスターは覚えてますよね？
わたしはもちろん覚えてますよ♪
【シタ】
この人がわたしの運命の人かもって
ときめきを感じましたから…
線香花火は激しく火花を散らして 文字通り、火の花を咲かせる
【シタ】
一緒に戦うようになってからは、
マスターの意外な一面を
たくさん発見しました
【シタ】
優しそうなのに頑固だったり、
弱いのに仲間をかばって
飛び出したり無茶なことばかりして…
【シタ】
放っておけないなと思ったんです
わたしが守ってあげなくちゃって…
【シタ】
そういえば、もう一つ…
マスターの意外なところを
思い出しました
【シタ】
マスターって、いつもたくさんの
姫達に囲まれてるわりに
女の子の恋心には鈍感だなって…
【シタ】
ほら、プールのレストランで一緒に
お食事したじゃないですか？
【シタ】
あの時、マスターはわたしに
やりたいことをやっていいって
言ってくれましたよね
【シタ】
わたしはお姉さんだから、
いつもミトゥムちゃんのことを
考えてしまうんですが…
【シタ】
マスターのおかげで
挑戦する楽しさも
マスターを独り占めする幸せも…
【シタ】
全部ぜーんぶ！
知ることができたんです！
【シタ】
二人だけで島に遊びにいく約束、
わたしは忘れてませんからね？
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【シタ】
プラネタリウムで星座を探して、
ナイトクルーズで本物の星空を
見上げたことも楽しい思い出です
【シタ】
夜空みたいな海の上で
こぼれ落ちそうな星空を
二人きりで眺めましたね…
【シタ】
すぐ近くで輝く大切な光を
見失わないようにしなくちゃって
改めて思いました
線香花火の火花は消えかけ、 火球だけが明々と灯っている
マスターは意を決して シタを見つめた
【シタ】
マスター…？
シタ…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
シタ…
select_label_01:
【シタ】
…ずっと前からあなたの
その言葉を待ってました
select_label_end:
【シタ】
わたしを選んでくれて
ありがとうございます、
マスター…
【シタ】
これからは遠慮することなく、
マスターを独り占めしても
いいんですね？
【シタ】
こんな日が来るなんて…
夢みたいです♪
無邪気に喜ぶシタが可愛くて マスターは思わず目を細める
【シタ】
わたし、マスターのために
どんな敵も一気に叩き潰します！
形も残さず、木っ端微塵になるまで…
【シタ】
それで、ずっとずーっと
マスターとミトゥムちゃんを
守り続けるって誓いますね♪
それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【シタ】
へっ！？
地面に落ちた火球から光が広がり、 マスターとシタを包む
【シタ】
ふわぁ…
マスターの想いを…感じます
【シタ】
わかりますか？
わたしのキラーズとマスターの
バイブスが深く繋がっていきます…
【シタ】
わたしの中の爆発しそうな
熱い気持ちを
すべてマスターに捧げますね
【シタ】
…もう手加減しませんよ？
ふふふ♪
こうしてマスターと シタの誓約は 結ばれたのだった
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