66660031 Unit666 テュルソス
【テュルソス】 おーい、マスター! おまたせー
【テュルソス】 夜に私を呼び出すなんて、 もちろん飲みの誘いだよねー?
呼び出したのはこれをするためだよ マスターは線香花火を テュルソスに差し出す
【テュルソス】 あれ、線香花火? おおー、いいねー! マスターってば風流じゃん!
【テュルソス】 よっし! 二人で夏の夜を満喫しちゃおう! 飲むのはあとのお楽しみ、ね?
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【テュルソス】 線香花火って人生みたいだって いう人もいるんだって なんか、わかる気がするなー
【テュルソス】 最後が寂しいっていう人もいるけど 線香花火って最後じゃなくて 経過を楽しむものじゃない?
【テュルソス】 終わる時は一瞬だけど、 そこまでにどれだけ綺麗な花火を 咲かせるかっていうのが勝負なわけ
【テュルソス】 やる時は諦めず徹底的にやる、 休む時はとことんくつろいで、 飲む時は全力で朝まで飲む!
【テュルソス】 そういう私のモットーとも あってるかも!
【テュルソス】 え? マスターと初めて会った時にも 似たようなこと言ってた?
【テュルソス】 あはっ! そういうこと、ちゃんと 覚えてくれてるんだね!
【テュルソス】 んふふ、嬉しいな!
線香花火は激しく火花を散らして 文字通り、火の花を咲かせる
【テュルソス】 マスターと私との思い出は お酒のことばっかり…って?
【テュルソス】 そ、そんなことないって! マスターが落ち込んでいた時に 慰めてあげたでしょ?
【テュルソス】 その程度で凹んでどうするの! やり遂げるってどういうことか、 私が教えてあげるって…
【テュルソス】 …思い出した? ほら、私だってやる時は やるんだから!
【テュルソス】 まぁお酒が好きなのは本当だし、 細かいことは気にしないけどねー
【テュルソス】 ジャングルで猿酒を一緒に 飲んだこともあったっけ あの時は大変だったよね!
【テュルソス】 異族に囲まれてもうダメかも って時にマスターが 喝を入れてくれて…
【テュルソス】 そのおかげで 一気に形勢逆転できたんだよ
【テュルソス】 マスターの想いが込められた あの一杯が、私に力をくれたんだ あんなに美味しいお酒は初めてだった
【テュルソス】 一緒に飲んだのも美味しかったけど あの一杯は特別だったなぁ…
【テュルソス】 マスターのお酌で飲むお酒は いつもどんなお酒より美味しくてさ ついつい飲みすぎちゃうんだけどね!
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【テュルソス】 デートで連れて行ってくれた あの温泉でも マスターは一緒に飲んでくれたよね
【テュルソス】 飲ませすぎちゃったなーって時は 責任持って介抱してあげるからさ、 また一緒に行こうね♪
【テュルソス】 もちろん、お酒抜きのデートでも マスターならオッケーだよ!
【テュルソス】 マスターのお酒の飲み方も、 頑張り屋なところも優しいところも 私は全部、好きだから…
線香花火の火花は消えかけ、 火球だけが明々と灯っている
マスターは意を決して テュルソスを見つめた
【テュルソス】 んー? どうしたの、マスター?
テュルソス…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
テュルソス…
select_label_01:
【テュルソス】 えっ? ええぇ…? ん~、えーと、あー…
select_label_end:
テュルソスは百面相のように 表情をくるくる変化させる 感情の整理が追いつかないらしい
【テュルソス】 ふぅー… えっとさ、冗談じゃなくて 本気なんだよね?
マスターはもちろんだよ、と頷く
【テュルソス】 よっしゃ! マスターに二言はないね? もうキャンセルきかないからね!
マスターはもう一度、頷く
【テュルソス】 すごく嬉しいよ… マスターと一緒にいると楽しいんだ 別に、飲む席に限った話じゃなくてね
【テュルソス】 だから、 マスターとずっと一緒にいられたら いいのにって…いつも思ってた
【テュルソス】 辛い時も楽しい時も、 嬉しい時も悲しい時も… マスターの隣にいるよ
【テュルソス】 そして、勝利の杯を交わす あの幸せな瞬間を守るため、 私は全力を尽くすと誓う
それを聞いたマスターは頷き、 僕も誓うよ と宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【テュルソス】 おっと… これは…?
地面に落ちた火球から光が広がり、 マスターとテュルソスを包む
【テュルソス】 わぁ… 綺麗だねぇ…
【テュルソス】 マスターのバイブスが 私のキラーズと深く繋がっていく 不思議な感覚…
【テュルソス】 じゃ、マスター、私の部屋で ゆっくり祝杯をあげよっか 君が好きなお酒、用意してあるんだ♪
こうしてマスターと テュルソスの誓約は 結ばれたのだった
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