66660041 Unit666 カドケウス
【カドケウス】
わあっ！！
背後から大声を駆けられたマスターは 思わず砂浜に尻餅をついた
【カドケウス】
アハハ！マスターびっくりしてる！
【カドケウス】
マスターが私を呼び出したんでしょ？
【カドケウス】
だったら
イタズラされるなんて
当たり前でしょ～？
【カドケウス】
まったく、君は隙だらけだよね～
イタズラしがいがあるよ
マスターは苦笑いをしながら 線香花火をカドケウスへと差し出す
【カドケウス】
あっ、線香花火！
もしかして私としたいの～？
【カドケウス】
そういうことなら
今夜はしばらくイタズラを我慢して
君に付き合ってあげよっかな
【カドケウス】
イタズラは今、大成功したしね～♪
火をつけた線香花火は 火球の蕾ができ、 パチパチと火花を散らし始める
【カドケウス】
もちろんイタズラが一番だけど
こういうのも悪くはないね～
【カドケウス】
…あはっ、
マスターと二人っきりだし
【カドケウス】
あとで他の姫に
このこと話しちゃおっかな？
【カドケウス】
…なんてね
【カドケウス】
…だけど、こうしてると
思い出しちゃうな～
君と出会ったばっかりの頃のこと
【カドケウス】
マスター、覚えてる？
始めて会ったときのことをさ
【カドケウス】
ふふふ…本当にマスターはあの頃から
相変わらずイタズラ甲斐があったよね～
【カドケウス】
今みたいに
慣れてもいなかったし
今以上のリアクションでさ～♪
【カドケウス】
最初にイタズラに引っかかった
あの顔っていったらさ！
線香花火の火は 激しく火花を散らし 文字通り、火の花を咲かせる
【カドケウス】
だけど、忘れもしないよ
それからしばらくした、あの日のこと…
【カドケウス】
だってさ、私の考えたイタズラを
戦いで使いたいって言うんだもん！
【カドケウス】
あれは最初
マスターのイタズラの仕返しかって
疑っちゃったからね
【カドケウス】
でも、マスターは真剣で…
【カドケウス】
えっへへ～
まさかイタズラが
戦いの役にたっちゃうとはね～
【カドケウス】
だからさ
こんな私を受け入れてくれる君と…
【カドケウス】
向き合っていいかなーなんて
ちょっとだけ我慢したときも
あったっけ
【カドケウス】
私がビーチでさ
イタズラは我慢するって
いった時のこと覚えてる？
【カドケウス】
私はたまには
普通に仲良くするのもいいと
思ってたわけだけどさ…
【カドケウス】
でもマスターはずっと
警戒しっぱなしだったで
楽しめてなかったみたいで
【カドケウス】
私は本当は悲しくなってて
だから最後はイタズラってことにして
誤魔化そうとしたけど…
【カドケウス】
まったく君は
そういうだけ鋭いんだからさ～♪
線香花火の火花が丸みを帯び 静かで淡い光に変わる
【カドケウス】
だから
デートの時はイタズラなしで
真剣に君と向き合ったつもり
【カドケウス】
あ、もちろん無理せずにだよ
私にとってイタズラは特別なもの
だからね♪
【カドケウス】
ふふふっ！
マスターと一緒にいると、
本当に楽しいことばかりだよぉ～
線香花火の火花が消え、 火球だけが残る
マスターは意を決して カドケウスを見つめた
【カドケウス】
マスター…？
カドケウス…
選択肢:
- 僕と誓約を結んでほしい → select_label_01へ
カドケウス…
select_label_01:
【カドケウス】
やっぱり……
なんだかそんな気が
してたんだよね
select_label_end:
カドケウスはそう言うと 真っ赤な顔を向けて微笑んだ
【カドケウス】
マスター、誓うよ
【カドケウス】
あたし、マスターと共にいる…
どんなことがあってもね
【カドケウス】
だけど、いい？
イタズラでもそれ以外でも
君のこと、これからも困らせるよ♪
それを聞いたマスターは頷き、 かまわない、僕も誓うよ と宣言する
同時に、線香花火の 火球が地面へと落ちる
【カドケウス】
…え？
地面に落ちた火球から 光りが広がり、
マスターと カドケウスを包んだ
【カドケウス】
…マスターのバイブスと
私のキラーズが
深く繋がってくのを感じるよ
【カドケウス】
…言ったからには
これからも
色々付き合ってもらうからね
【カドケウス】
遊びもデートもイタズラも、
ぜーんぶ、マスターと一緒だから、
【カドケウス】
えっへへ～♪
あなたのこと、
絶対離してあげないっ！
【カドケウス】
ずっと、ずっと、ず～っと
だからね
覚悟しててよね♪
こうしてマスターと カドケウスの誓約は 結ばれたのだった
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