7771011 天上編サイド セブンスクエスト セブンスクエスト～未熟な姫達の冒険～ セブンスクエスト～未熟な姫達の冒険～ 1 - 「七姫到来」 第一話「七姫到来」 第一話 戦闘前
荒野より街に向けて、 人々をことごとく皆殺しにすべく、 一体の巨大な異族が移動していた
抗うことそのものを無意味と思わせる その巨躯は、ともすれば戦う気力をも 奪い取ってしまう――
だが、そんな化け物から 人々を守るべく、７人の キラープリンセス達が立ちはだかる
【グリモワール】
なぁに？あれぇ…いい的じゃない
魔法、当て放題って感じ
…ね、クロピヨ？
【アフロディーテ】
…とりあえず、
美しさの欠片も感じられない造形ね
【フォルカス】
問題はそれだけではないでしょう
…大きければ力が強いとでも
言いたいのでしょうか…
【シユウ】
あれだけでっかいとのぼりたくなる！
よーし、てっぺんは
シユウがいちばんのりするぞ！
【ヴァナルガンド】
シユウさん、落ちないように
気をつけて下さいね～
ケガしちゃったらすぐ言うんですよ？
【ムラマサ】
拙者も、怪我をした時はよろしく
お頼みいたします…無論、敵の攻撃は
すべて見切るつもりですが…！
【アスカロン】
それじゃ、いつものように、
みんなで力を合わせて
あの異族を倒しましょう！
【アスカロン】
――こんな風に強くなれたのは
あの時、あの人達に出会えたから…
【アスカロン】
そう、
ファーストキラーズと呼ばれる、
あの人達に…！
――この物語は、 セブンスキラーズと呼ばれ、
一目を置かれるようになった ７人のキラープリンセスが、 互いに出会っていなかった頃――
――どこにでもいるような 新人のキラープリンセスに 過ぎなかった頃の物語である――
【ティルフィング】
…作戦通り、
異族がこの場所に集結しつつあります
【ティルフィング】
そろそろ、頃合でしょう
マスターの合図と同時に、
掃討を開始します
【ティルフィング】
私が敵を誘導しますので、
皆さんは掃討をお願いします！
その日、大規模な異族掃討作戦が 実行に移されていた
作戦の中心となるのは、 ファーストキラーズの７人――
他のキラープリンセスに誘導され、 あるいは追い立てられて集められた 異族達を一網打尽とする役割である…
そうして、 情勢を見極めていたマスターが、 掲げた腕を振り下ろす
【ティルフィング】
…ファーストキラーズ、行きます！
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