7771012 天上編サイド セブンスクエスト セブンスクエスト~未熟な姫達の冒険~ セブンスクエスト~未熟な姫達の冒険~ 1 - 「七姫到来」 第一話「七姫到来」 第一話 戦闘後
【アスカロン】 …あんなにたくさんの異族が相手でも 圧倒的に勝ってしまうなんて…
【アスカロン】 ファーストキラーズの皆さんは やっぱりすごいです!
ファーストキラーズの元へと 追い立てる姫の中には、 これが初任務となる新人達がいた
【シユウ】 …ぷはーっ! あはははーっ! すごかった!たのしかった!!
【シユウ】 こんどはみてるだけじゃなく シユウもいっしょにたたかいたい! とくに、パラシュ!!
【ムラマサ】 …拙者も、姉上とともに肩を並べて 戦うことができれば… …しかし、拙者の腕ではまだまだ…
それぞれがファーストキラーズの 誰かしらと縁を持ち、 彼女らの戦いに導かれ、ここに立つ
【フォルカス】 …あれだけの戦いができるというのに どうしてロンギヌスさんは 自信がないと言うんでしょう…
【フォルカス】 …力があるのに、びくびくと怯えて… そんなもの、力を持つ者の姿勢として 納得できるものじゃありません…!
【グリモワール】 フライクーゲルのヤツ… …戦いの最中だっていうのに 調子のいいことばっかり言って…
【グリモワール】 そんなんだから、 1体取り逃がしちゃうのよ! しかも、結構強そうなの
【グリモワール】 でも、その言葉に負けないぐらい、 活躍してる…!見てると、 なんかくや…ううん、腹が立つ…!
だが、ファーストキラーズの皆と 並び立つには、なにもかもが まだまだ拙い、未熟な姫達――
【ヴァナルガンド】 あんな風に戦ってくれる人がいるなら わたしは傷ついた人の手当てだけ していればいいですよね~
【ヴァナルガンド】 それなら…わたしでも お役に立てそうで、安心しました~
【アフロディーテ】 そうですね…戦えない人が 無理に戦う必要などないのです 人には向き不向きがあるのですから…
【アフロディーテ】 ファーストキラーズという 頼りになる方々がいるのですから、
【アフロディーテ】 わたし達は 足をひっぱらないように 注意すれば…
目の当たりにした偉大な先達者の 戦いぶりは、彼女たちに大きな影響を 与えることとなった…
【アスカロン】 たしかに、そうした方が 安全かもしれません…
【アスカロン】 でも、それでも私は、 あの人のようになりたい…
【アスカロン】 ティルフィングさんのように、 みんなの中心になって戦える、 強い人になりたいんです…!
思い思いに描く未来はバラバラな 彼女達を、この戦いから程なくして 教会が呼び出した
【祀官】 ――よくぞ集まってくれた、 新たなキラー・プリンセス達よ
【シユウ】 …キラープリンってなんだ? つよそうでうまそうだな!
【ヴァナルガンド】 しっ! 静かにしなきゃダメですよ~
【祀官】 …コホン!そなたら七人は、 7番目に見つかった キラーズ達である
【祀官】 よって、そなたら七人を 第7世代目… “セブンスキラーズ”と名づける
【祀官】 力を合わせ切磋琢磨し、先達者である “ファーストキラーズ”のように 立派に教会へと尽くすがよい――
【グリモワール】 …でぇ? なんでワタシが教会に尽くさなきゃ いけないのよ!
【グリモワール】 この間のは 少し気が向いたから 力を貸してあげただけだし…
【グリモワール】 そもそも、『力を合わせ』ってのが ありえないでしょ! キミ達と?…大却下!!
【シユウ】 シユウはつよいヤツとなら なかよくしてやってもいいぞ!
【シユウ】 あと、たのしいヤツと おやつをくれるヤツもだ! ん…おなかすいた!
【ムラマサ】 わた…拙者は姉上と共に 修練に励むことができると 思ったからこそ参ったのです
【ムラマサ】 できれば、 姉上のそばが良いのですが…
【アスカロン】 なら私も、 ティルフィングさんと一緒に 冒険をしてみたいです!
【フォルカス】 …私は、強くなりたいとは 思っています そのためにできることを考えたいです
【グリモワール】 ワタシもそれには同意… だから、勝手にやらせてもらうわ!
【アスカロン】 じゃあ、私もティルフィングさん 探しに行ってこよっと!
【ヴァナルガンド】 ええええ~!ちょっと、みなさん~! 勝手にばらばらになったら ダメじゃないですか~!
【アフロディーテ】 …今の状況では、 止めても無駄だと思いますよ
【アフロディーテ】 ファーストキラーズの みなさんの言葉なら、 多少は違ったかもしれませんけど…
【アフロディーテ】 …わたしを含め、 そうなることはなさそうですわ むしろ、逆効果であったとも…
アフロディーテの言葉通り、 セブンスキラーズは皆、それぞれが 異なる方向へと向かい始めていた…
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