777660291 unitSEASkill 660291 エンメル
とある任務の帰り―― マスターはエンメルと拠点まで 戻っていたのだが…
【エンメル】
……
異世界から来たというエンメルと 行動を共にするようになって しばらく経つが、
どこか思いつめた表情をすることが しばしばあった
何を悩んでるの？ そう尋ねると、彼女はゆっくりと 口を開いた
【エンメル】
私の中にある罪獣の核の力は
今は落ち着いてる
だけど…
【エンメル】
早く、帰らないと…
帰って、兄さんが思う
未来の為に…
【エンメル】
それなのに
いまだに帰る手段は見つからない
私はどうしたら、いいのかな…
そう呟く彼女には苦悩の表情が 浮かんでいた
今はもっと力を付けよう、と 悩むエンメルに向けて マスターは伝えた
【エンメル】
……え？
絶対に帰るんでしょ？ そう尋ねると、エンメルは 力強く頷いた
【エンメル】
うん、絶対に帰って、
そしてやらないといけないことが
あるの
なら、きみの知らない この世界の知識を身につけて、 帰った時に役立てよう
向こうの世界で 手助けはできないけど、 この世界のことなら任せて
いろんな力を持ったキル姫も この隊にはいっぱいいるしね
【エンメル】
そっか、そうだよね
【エンメル】
私にはやらないと
いけないことがある
【エンメル】
この世界でのことも全部、
私の力にしないと…！
そう言うエンメルは決意に満ちた 笑みを浮かべていた
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