777660382 unitSEASkill 660382 マクリル
夏祭りのフィナーレを飾る 打ち上げ花火が終わり、 多くの人々が帰路につくなか
閑散とした屋台通りを歩く 浴衣姿の少女達―― マクリルとカシウスがいた
【マクリル】 前に来たときよりも人が少ない これなら、怖くないかも…
【マクリル】 …でも、お祭りって 何をすればいいの? 相棒はここで何をしたのかなぁ
あなたが気になるものは? 隣を並んで歩いていた少女に そう聞かれ、マクリルは少し悩む
色とりどりの屋台に並ぶ食べ物 遊び場、目に映るもの全てが 彼女にとっては未知の経験だった
【マクリル】 分からない、分からないけど… カシウスがさっき食べていた 赤い飴玉…あれが気になる、かも
【マクリル】 …リンゴ飴? そういう名前なんだ …うん、買ってみる
【マクリル】 えっと… あの…これ、ください
マクリルは勇気を出して 屋台の店主からリンゴ飴を買うと 急ぎ足で元の場所へ戻る
【マクリル】 よかった…ちゃんと買えた 綺麗な飴玉…食べても、いいのかな
【マクリル】 …あ、美味しい
【マクリル】 えへへ…甘くて美味しいね リンゴなのに、お菓子みたい
【マクリル】 本当はすごく怖かったけど、 お祭りにきてよかったかも… あなたにも会えたから
【マクリル】 相棒とも いつか一緒に来れるといいなぁ
少し照れくさそうに微笑むマクリル 彼女の心は、リンゴ飴の甘さと 祭りの余韻で満たされていた
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