820101 天上編 第8章 王都決戦 第２話 王の都 バトル開始前の会話
【トト】
…！？
わ…！！
【レン】 す…すごい…！！
【ティルフィング】
これが…王都…！
【ティルフィング】
マスター…
ここが、私達が目指してきた
ラグナ大陸の中心なんですね…！
【トト】
高級そうな建物ばっかり…
こんなの、初めて見たよ…！
【ノーブル】 このあたりは、まださほどでもない
【ノーブル】 王政府やラグナロクの 大聖堂のある中心部に行けば、 より荘厳な建物ばかりとなる
【ノーブル】 まったく… 無駄遣い、この上ない
【レン】 これ以上に、豪華になるっての…！？ ウソでしょ…！？
【ディーン】
なに、呑気に喋ってんだよ！
遊びに来てんじゃねぇんだぞ、バカ！
【レン】 わ、わかってるわよ！
【デュリン】
どこよ、黒奏官は…！？
まだ、近くにいるはずよ…！
【ティルフィング】
…いた！
二時の方角…！
あのマサムネとともにいるわ…！
【ラース】
…どうやら、
こちらに気付いたようです
【黒奏官】 案ずるな。この距離だ… 追いつかれなければ、 なにも問題はない
【ディーン】
おい、ヤベェぞ！
ここであのヤロウを逃せば、
面倒なことに…！
【エドガー】 …！？ 待て…あれを見ろ！！
【デュリン】
え？
【黒奏官】 …！
【ティルフィング】
あれは…
王都のキラープリンセス…！？
【ディーン】
王都の部隊だ！
すげぇ数だぜ…！
【レン】 やった…！ あの数相手じゃ、 アイツらも逃げられやしないわ！！
【デュリン】
…いや…
【アルテミス】
…リベリオン、
及びその協力者どもを確認！！
全軍、迎撃態勢を取れ！！
【ティルフィング】
え…？
【黒奏官】 …いいところに来た 危うく、ヤツらの手に かかるところだったぞ
【アルテミス】
よくぞ、ご無事で…
後のことはお任せください
【トト】
な…！？
ま、待ってよ…！
なんで、そいつらを…
【アルテミス】
王政府、そしてラグナロク教会の
崩壊を画策するとは…！
【アルテミス】
同じキラープリンセスとして、
こんなにも嘆かわしいことはないわ！
【デュリン】
くっ…、忘れちゃいけないわ、
あの男がラグナロク教会に籍を置く
人間だってことを…！
【ティルフィング】
つまり、王都の
キラープリンセス達が…
皆、敵になるということ…！？
【アルテミス】
…これより殲滅を開始する！！
一人として逃すな！！！
【ティルフィング】
！！！
【レン】 な！？ ま、待って…！違うわ！ 対するべきは、私達じゃ…
【黒奏官】 クク… 世の平穏を脅かす輩を、 始末しに来たまで…
【黒奏官】 組織としては、 しごく当然のことではないか？
【ディーン】
テメェ…！
【黒奏官】 私の言葉は、教皇様の命と同義！ さぁ、不遜の輩を始末せよ！
【デュリン】
クッ…！
【黒奏官】 …後は任せた 行くぞ、ラース
【ラース】
はっ！
【ディーン】
お、おい！！
待ちやがれ！！
【エドガー】 よせ！ 分が悪過ぎる！
【ディーン】
けどよ…！
【デュリン】
あれだけの数を相手にする気…！？
【デュリン】
なにより、こっちには
守らなきゃならない人間が
わんさかいるのよ！？
【ノーブル】 うぬ…！
【レン】 ア、アタシ達のことなら… その…なんとかするわよ！
【ディーン】
クソッ！
ここまで追い詰めたってのに…！
【アルテミス】
…かかれーっ！！
【エドガー】 マズい…！ シェキナー、ミョルニル！！
【ティルフィング】
待ってください！！
【エドガー】 え…？
【ティルフィング】
彼女達王都のキラープリンセスに
罪はありません！
【ティルフィング】
無用な戦いは避け、
ここは退くべきです！
…マスター！
【リベリオン】 俺も同感だ
【リベリオン】 なにより俺は、 彼女達キラープリンセスを 救いに来たんだからな
【ディーン】
じゃあ、
どうしろって言うんだよ！？
【リベリオン】 決まってんだろ… 彼女らを救うには、 その大元を正さなきゃ始まらないんだ
【デュリン】
ラグナロク大聖堂…！
【リベリオン】 ああ… さぁ、考えている暇はないぜ？
【ティルフィング】
行きましょう、マスター！
Next: 820201