903030003 地上編 3章 人間の本質は強欲 第3話 レジスタンス 終了後
【ヴァリン】 いいわよ! ゼロが押してるっ
【アルン】 でも…なんだか違和感があります… ゼロ、気をつけて下さい!
【ゼロ】 分かってる! 俺に油断はないっ
【マモン】 そうだなぁ… お前に隙はなさそうだ
【マモン】 でもよぉ… そっちのチビどもは どうなんだぁっ!?
【ティルフィング】 ヴァリン!アルン!避けてっ…
【マモン】 もう遅ぇよおおお! “強奪”!!
【アルン】 えっ…?
【ヴァリン】 なにっ…? か、体が動かないっ…マモン!? いつの間にアタシ達の後ろにっ?
【アルン】 …待って下さい むしろボク達の位置が変わっています
【アルン】 まるでマモンのところに 引き寄せられたみたいに
【マモン】 ガハハハハ! チビは勘が良さそうだなぁ
【マモン】 その通り 俺様の力でお前らを “強奪”してやったのよ
【マモン】 さぁてとぉ… 威勢の良い小僧ども
【マモン】 このチビと女の首をポキッと へし折られたくなかったら、 おとなしく武器を捨てろ
【マモン】 言うことを聞きゃ殺しゃしねえよ
【ゼロ】 くっ…ふざけるな…
【ヴァリン】 ゼロ!躊躇してんじゃないわよ! アタシ達に構わず、 こいつを叩き斬りなさい!
【アルン】 すみません、皆さん… 後はお願いします!
【ゼロ】 お前らっ…
【ティルフィング】 いけません、ゼロ! 武器を収めて下さいっ
【ゼロ】 …止めるな、ティルフィング あいつらの覚悟を無駄にする気かっ?
【ティルフィング】 でもっ…あなたもヴァリンも、 こんなところで死んでは いけないんです!
【ティルフィング】 それでは 辻褄が合わなくなります!
【ゼロ】 どういう意味だ…? ティルフィング、お前――
【ティルフィング】 お願いします、ゼロ 今は…剣を引いて下さい 私を信じてっ
【マモン】 寛大な俺様にも 我慢の限度ってもんがあるぜ そろそろ決めてくれや、小僧
【ゼロ】 …クソッ 捨てればいいんだろ!
【ヴァリン】 ゼロ… ティル、なんで…?
【マモン】 グハハハハハハ! 良い心がけだ! そんじゃ俺様の城に招待してやろう!
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