904060003 地上編 4章 灼熱の世界で色欲が嗤う 第6話 享楽の館 終了後
【マサムネ】 せいっ!
【ヴァリン】 やったわ! アスモデウスが真っ二つよ!
【ティルフィング】 待って下さい!
【ティルフィング】 斬られた アスモデウスの様子が… 変です…
【アスモデウス】 あはあっ♪ あはあああっ♪ いいわぁっ!
【アスモデウス】 美少女に睨みつけられながら 容赦ない一太刀を浴びる…
【アスモデウス】 なぁんて気持ち良いのかしらぁっ!
【アスモデウス】 もう私、ビンビンになってるわよ!
【マサムネ】 どうなっておる!?
【マサムネ】 かなりの深手であるはずなのに、 効いていないどころか… まるで気持ちよさそうにしておる…?
【アスモデウス】 そうよそうよ! 気持ち良いのよぉっ!
【アスモデウス】 私、痛めつけるのも好きだけど、 痛めつけられるのも嬉しいのよね
【アスモデウス】 だって、 生きてるって感じが するでしょっ?
【アスモデウス】 悦楽っていうのはね 限度を超えてこそ本物なの!
【アスモデウス】 適度に理性で コントロールできる悦楽に 何の悦びがあるっていうの!?
【アスモデウス】 あなた達にはまだそれが 理解できていない
【アスモデウス】 そのことが私は 悲しくて仕方ないわ!
【ヴァリン】 ちょっと… 何を言ってるのよ、 あいつ…
【アスモデウス】 私は人間達に 素直になって欲しいだけなの!
【アスモデウス】 ただただ悦楽を貪ること こそが真の幸福であり、
【アスモデウス】 男女の垣根を越えて 得られる唯一の快楽なのよ!
【アスモデウス】 あなた達も 感じたことがあるでしょう?
【アスモデウス】 男女の考え方の違いを 男と女は永遠に理解し合えない それは何故か分かる?
【アスモデウス】 そもそも脳みその構造が違うのよ!
【アスモデウス】 だからお互いに、 どうしてそんなふうに考えるのか、
【アスモデウス】 理由が分からないのっ
【アスモデウス】 でもね、私には分かる だって両性具有だから
【アスモデウス】 どちらの性も併せ持ち、 どちらの考えも理解できる 味わうことができる!
【アスモデウス】 そんな私の導き出した答え それが“色欲”の追及なの!
【アスモデウス】 くだらない“愛”とかいう幻想を 今すぐドブに捨てて 悦楽の虜になりなさい!
【アスモデウス】 そうすれば男も女も あらゆる苦悩から解放されて 真に自由に生を謳歌できるのよ!
【マサムネ】 そなたの妄言は聞き飽きた! 今度こそ、冥府に落ちよ!
【アスモデウス】 いいわ!いいわ! そんなにいきり立って… イッちゃいそうだわぁ!
【マサムネ】 何だと!?
【アスモデウス】 もっともっと私を 楽しませてちょうだい! あなた達のすごいのを頂戴!
【ティルフィング】 やっぱり攻撃が効いていない…
【ティルフィング】 マサムネ! ここは一旦、退きましょう
【マサムネ】 くっ…やむを得ぬか…
【アスモデウス】 ちょっとちょっとぉ 逃がすわけないでしょ!
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