905070003 地上編 5章 嫉み渦巻く 第7話 明かされた真実 終了後
【ゼロ】 天上世界は神々が支配し、 地上は悪魔が支配する…
【ゼロ】 勝手なこと決めやがって! 人間をなんだと思ってやがるんだ!
【ティルフィング】 神は天上世界で 理想郷を造り上げようとしています 神に従う従順な人間だけの理想郷
【ティルフィング】 そこに私という存在は あってはならない異物でした
【ティルフィング】 それでも両親は、 私を密かに育ててくれました ただ、それも限界があって…
【ティルフィング】 私は神の手の届かない場所 地上世界へと 逃がされることになったんです
【ティルフィング】 地上は悪魔が支配しています
【ティルフィング】 両親は地上に降りる私の身を案じて ティルフィングのキラーズを 体内に埋め込んでくれました
【ティルフィング】 そのとき父から聞いたんです
【ティルフィング】 “未来”から来た “レーヴァテインの キラーズを持つ者”のことを
【ティルフィング】 その人は私が生まれた直後、 両親の前に現れて“未来”の 話をしていったそうです
【ティルフィング】 父はその“未来”について 多くを語りませんでしたが…
【ティルフィング】 私に宿したこのキラーズは 私自身だけでなく地上を、 そしていつか…
【ティルフィング】 天上世界をも 救うことになるはずだから 大切にするよう言いました
【ティルフィング】 地上に降りた私は、 魔獣によって酷い目に遭わされている 人々を何人も見ました
【ティルフィング】 私一人では魔獣と戦うのも 限界があって…
【ティルフィング】 これからどうすべきか 悩んでいたとき、 ヴァリンに出会ったんです
【ヴァリン】 アンタのキラーズを分析することで キラーメイルへの、そして キラープリンセスへの道が拓けた
【ヴァリン】 ラグナロクに協力的だったから、 あえて正体を追及することは なかったけど…
【ヴァリン】 アンタも色々大変だったのね
【ティルフィング】 ヴァリンが私のキラーズを解析して、 ゼロの実験が成功しました そこで私は決意したんです
【ティルフィング】 これから生まれてくる “キラーズを持つ者”を 守る存在になろうって
【ティルフィング】 きっとそれが、 地上だけでなく天上世界を 救うことにも繋がるはずだから!
【ゼロ】 それであんたは、 ヴァリンや俺達を守ってたわけか
【ゼロ】 あんたの親父も、 もっと詳しく“未来”について 教えといてくれりゃ良かったのにな
【ティルフィング】 なにか理由があったんだと思います…
【ティルフィング】 それに、私は 多くを語らなかった父に 感謝しています
【ティルフィング】 与えられた“使命”ではなく、 自分の“意思”で皆さんと 行動を共に出来ているんですから
【ゼロ】 簡単に言ってくれるぜっ おかげで散々、苦労してるってのによ
【ティルフィング】 ゼロ。私は地上で、 人の持つ“意思”の強さを知りました
【ティルフィング】 絶望に抗う強い力 きっと、それこそが 未来を切り拓く希望なんです!
【ヴァリン】 アタシも誰かの指図通りに 生きるなんてご免だわ
【ヴァリン】 エルライトに伝えたっていう “未来”もアタシ達が 自分自身で決めるべきよ!
【ゼロ】 分かった、分かった ったく、俺だって 誰かの言いなりになる気はねえよ
【ゼロ】 で、ヴァリン これからどうする気だ?
【ヴァリン】 まずは、もう一度 リベリオンに 天上世界に上がってもらうわ
【リベリオン】 あれからラグナロク教会が どうなってんのか気になるしな
【リベリオン】 それに“蝕”のタイミングを 狙わねえと、俺でも神の監視を すり抜けられねえ。時間がねえんだ
【ヴァリン】 それまでに情報を整理して、 対策を練るわよ!
【ティルフィング】 あのっ…その前に アルンのことなんですけど…
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