906010001 地上編 6章 妬みの海 第1話 それぞれの思惑
【キリュウ】 申し訳ございません、 レヴィアタン様！
【キリュウ】 ゼロを仕留められなかったばかりか、 マサムネまで 寝返ることになろうとはっ……
【レヴィアタン】
どうした、キリュウ？
土下座とは珍しい
【レヴィアタン】
我の作り上げた階級社会には従っても
我自身に従うつもりはないと
うそぶいていたお前らしくもない
【キリュウ】 そ、それは… 今回の失態、相応の処分は 覚悟致しております…
【レヴィアタン】
面を上げよ
我がお前を罰する？
そのようなことあるはずがなかろう
【レヴィアタン】
これまでお前が
どれだけ貢献してくれたのか
忘れてはおらぬ
【レヴィアタン】
キリュウ。我はお前に期待しているぞ
お前の守りたいものを
脅かすのは誰なのか
【レヴィアタン】
賢いお前ならとうに理解しておろう
この絶対なる階級社会のために、
これからも貢献してくれ
【キリュウ】 ありがとうございます！ 必ずご温情に報いてみせます！
【レヴィアタン】
ああ。楽しみにしている
【キリュウ】 ハア…なぜだ… なぜ、こんなことにっ…
【キリュウ】 マギー…俺は、間違えたのか？ だから君は去ってしまったのか？
【キリュウ】 どこで、 どこで掛け違えたというんだっ…？
【キリュウ】 俺はただ… 君を守りたかっただけなのに！
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