906010003 地上編 6章 妬みの海 第1話 それぞれの思惑 終了後
ガンバンテインが先導してきた ラグナロク本部の増援により
辛くも上級魔獣の軍勢に 勝利したゼロ一行
彼らの下に現れたのは 小柄な“指揮官”アルテミスだった
【アルテミス♂】 最強の僕がいない間、 よく頑張ったね
【アルテミス♂】 褒めてあげるよ、ゼロ それにヴァリンも。君がアルンか よろしく、マスター
【アルン】 あ…よろしくお願いします
【ゼロ】 なんだ、この偉そうなガキは?
【ヴァリン】 このバカ! アルテミスはアンタより年上よっ
【ゼロ】 あっ?こいつが俺より……?
【アルテミス♂】 確かに僕は美しいからね 実年齢より若く見られがちなんだ
【アルテミス♂】 ああ、そうそう 副官を二人、紹介しよう
【トライデント♂】 我はトライデント 悪魔を討ち滅ぼすため、 身命を賭して戦うと誓おう
【八咫鏡♂】 我は八咫鏡。うぬはなにゆえ戦う? この問い、決して忘れるでないぞ
【ゼロ】 さらに濃い奴らが出てきやがった…
【ヴァリン】 アンタ達まで出張ってくるなんて、 本部の守りは大丈夫なのかしら?
【ヴァリン】 それで、本部が ユグドラシル奪還作戦を 開始したってのは本当なの?
【アルテミス♂】 僕が指揮官だっていうのが なによりの証拠だろ?
【アルテミス♂】 一番強く美しい僕が率いているんだ 大船に乗ったつもりでいて良いよ
【ヴァリン】 アンタも相変わらずね… じゃあ、どんな作戦になってるのか 説明してもらえるかしら?
【アルテミス♂】 抜かりはないよ すでにスラーンドを使って 民衆を動かす準備は整えさせている
【アルテミス♂】 あとは僕がタイミングを 見計らって扇動し、レヴィアタンの 階級社会を打倒するだけだ
【ゼロ】 あの胡散臭い司祭は キラーメイルだったのかよ! どおりで…
【ヴァリン】 ちょっと!一人で納得しないでよ アタシ達にも詳しく聞かせて
【アルテミス♂】 そうだね。一旦、研究施設に戻ろうか ヴァリンもやらなきゃいけないことが あるんだろ?
【ヴァリン】 そうね…早く セフィロト・システムを改良しないと
【ヴァリン】 天上世界に上がってる リベリオンの状況も気になるし
【アルテミス】 戻ってきたわね 私達もマスターに 合流することにしました
【アルテミス】 以後、よろしくお願いします 規律正しくいきましょう
【ルーン♂】 よろしく頼むよ キリュウに捨てられた元・犬さんも
【マサムネ♂】 なんだと?
【アルテミス】 やめなさい! 確かに敵対していたけれど、 そのことはお互い水に流しましょう
【アルテミス】 今はともに レヴィアタンを討つ仲間ですよ
【ヴァリン】 素直に仲間が増えた って喜べないわねぇ… アンタ達ってどうしてそうなのよ…
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