91010203 天上編 第10章 第1話 過去との再会 バトル終了後の会話
王政府・空中庭園上空
【ラファエル】 『女神エイレーネ… 永き眠りから、 目を覚まされたのですね…』
【ラファエル】 『ですが… 眠りについていたその身は、 完全復活には程遠い…』
【ラファエル】 『…いずれ脅威となる前に、 事を済ませるべきですね』
【ラファエル】 『…さぁ …ミカエル、ガブリエル!』
王都広場付近
【市民】 う、うぁ…!! ま、まるで歯が立たねぇぞ…!?
【ディーン】 おい! 無理はするな!
【ディーン】 カミノツカイの相手は、 俺達がする!
【ディーン】 お前らは、 生き延びることだけを 考えろ!!
【レーヴァテイン】 って言っても… 私達でも、 相当手強いし…
【ディーン】 チッ…
【ディーン】 リベリオンの野郎… こんなヤツらを、 どうやってぶった斬ったんだ!?
【ミカエル】 『!! ここは任せましたよ、 我がしもべ達…』
【フレンネル】 !! 大天使が… なにをする気だ…?
【ミカエル】 『…時が、 来たのですね』
大聖堂付近上空
【ガブリエル】 『…箱庭の再生が、 今ここより始まる』
【ラファエル】 『さぁ、始めましょう! この世界の初期化を…!!!』
その頃…人外域ワスレナ
【村人A】 お、おい… どこまで行く気だよ!?
【村人A】 人外域に入ったことを 王政府に知られたら…
【村人B】 うるせぇ! 嫌なら村に戻れよ!
【村人B】 あのカミノツカイ達に ぶっ殺されるがいいさ!
【村人A】 うっ…
【村人A】 …クソッ! いったい… なにがどうなってやがるんだよ…!
【村人B】 !? な、なんだ…!?
【村人A】 !? 木が… 沈んでいく…!?
【村人B】 ち、違う!! よく見ろ!!
【村人A】 だ、大地が… 崩れていく…!?
【村人B】 に、逃げろーっ!!!
【ティルフィング】 ああ…! あああ…!!
【トト】 !! ティ、ティルフィング…!?
【トト】 デュリン、 ティルフィングが…!!
【デュリン】 …う! ううう…!!
【トト】 え…!? デュリンも…!?
【ラース】 う…うぐっ… こ、これは…!?
【黒奏官】 グ…!? な、なんだ、 この光景は…!?
【黒奏官】 う、うぐ…!! うぁぁ…!!!
【トト】 み、みんな… なんなの、これ!?
選択肢:
- これは!いったい、なにが…!? → select_label_01へ
- な、なにが起こってるんだ…!? → select_label_01へ
み、みんな… なんなの、これ!?
select_label_01:
王都広場付近
【レーヴァテイン】 う…うう…!!!
【ディーン】 !? レーヴァテイン!! おい、どうした!?
【エドガー】 妙だ! ウチのキラープリンセス達も!!
【ディーン】 クソッ… 大天使の攻撃なのか…!?
【フレンネル】 クッ… とにかく、市民の誘導を …急ぐのだ!!
【ディーン】 チッ… いったい、 どうなってやがるんだ…!?
エルフレストの森深く
【グリード】 …!?
【グリード】 …グッ! …な、なんだ、これは!?
エルフレストの泉
【ティルフィング】 ああ…! あああ…!!
【トト】 な、なんなの、これ…!? どうしちゃったの…!?
【エイレーネ】 『…案ずることはありません 彼女達は今、 失われた記憶の欠片を…』
【エイレーネ】 『忘れ去られていた使命を 取り戻しているのです』
【トト】 使命…!?
【トト】 !? な、なに…!?
【トト】 !? 木が…沈んでいく…!?
【エイレーネ】 『ラファエルが… この世界の初期化を 始めたのです…』
【トト】 しょ、初期化って…
選択肢:
- !?あ、足元が…!! → select_label_02へ
- 逃げろ、トト!!! → select_label_02へ
しょ、初期化って…
select_label_02:
【トト】 え!? …う、うわっ!!!
【トト】 しょ、初期化って… 大陸が崩れちゃうってこと!?
【エイレーネ】 『神々は… この世界を、一度消失させる つもりなのでしょう』
【エイレーネ】 『…坊や、 彼の近くへ』
【トト】 え…? …あ、あれ?
選択肢:
- …?なぜだ…俺の周りだけが… → select_label_03へ
- 俺の周りだけ、地面が崩れない…? → select_label_03へ
え…? …あ、あれ?
select_label_03:
【エイレーネ】 『…アナタの周囲には、 結界が張られているのです』
選択肢:
- 結界…? → select_label_04へ
- なぜ、俺に結界が…? → select_label_04へ
『…アナタの周囲には、 結界が張られているのです』
select_label_04:
【エイレーネ】 『…のちほど、 お伝えしましょう』
【エイレーネ】 『今はまず… この世界の消失を 食い止めることが先決です…』
【トト】 え…? そんなことが…?
【エイレーネ】 『…アナタも、 それを望んでおられるはず』
【エイレーネ】 『…構いませんね?』
選択肢:
- …え…? → select_label_05へ
- 俺が…望んでる…? → select_label_05へ
『…構いませんね?』
select_label_05:
【トト】 !!
【トト】 な、なにこれ…!?
【トト】 光が、 空をつたってゆく…?
【エイレーネ】 『ラファエル… アナタ達の思うようには させません…』
【トト】 …!? み、見て… 赤く染まった地面がっ…
選択肢:
- 赤く染まった地面が…金色に…! → select_label_06へ
- 地面の崩落が…止まった…!? → select_label_06へ
…!? み、見て… 赤く染まった地面がっ…
select_label_06:
大聖堂付近上空
【ガブリエル】 『!! これは…』
王都広場付近
【ディーン】 お、おい! 赤く染まった地面に踏み込むな! 飲み込まれるぞ!
【ディーン】 あ、あれ…? 金色に変わった…?
【フレンネル】 崩落が… 止まったのか…?
【ミカエル】 『これは… 女神エイレーネが 呼びかけで…?』
王政府・空中庭園上空
【ラファエル】 『エイレーネ… やはり、妨げてきましたか…』
【ラファエル】 『彼女の呼びかけに 呼応したのですね…』
【ラファエル】 『まさか、 これほどまでの結界を 巡らすとは…』
【ラファエル】 『ですが… 今のエイレーネにできるのは、 せいぜいこの程度…』
【ラファエル】 『これ以上の妨げは できぬはず…』
【ラファエル】 『…ならば この世界を司る根本を、 叩くまでです』
エルフレストの泉
【トト】 光が、消えた…
【トト】 これは、 エイレーネ様が…?
【エイレーネ】 『私は、 呼びかけただけのこと…』
【エイレーネ】 『ともあれ、 大陸の崩落を 止めることができました…』
【トト】 呼びかけた…?
【エイレーネ】 『…ええ ですが…我々にできることは、 もはや限られています』
【エイレーネ】 『次に、 ラファエルが 行動を起こした際には…』
【エイレーネ】 『人類の手で、 解決しなければなりません…』
【トト】 う、うん!!
【ティルフィング】 …ああ! …あああ!!
【トト】 !! そ、そうだ!
【トト】 ねぇ!! 記憶の欠片と…使命を 取り戻してるって言ったよね!?
【トト】 それって、 どういうことなの…!?
【エイレーネ】 『閉ざされたココロの扉を開き… かつての記憶の欠片を、 垣間見ているのです…』
【トト】 でも…おじさんが… この世界には、 異世界の記憶を持ち込めないって…
【エイレーネ】 『すべての記憶を 取り戻している わけではありません…』
【エイレーネ】 『彼女達が見ているのは… かつての記憶の断片…』
【エイレーネ】 『完全に記憶を取り戻すのは… この世界を離れる時です…』
【トト】 この世界を離れるって…
【トト】 みんな、 異世界に行くってこと…!?
【エイレーネ】 『おそらく… そうなることでしょう…』
【エイレーネ】 『彼女達は… 垣間見た記憶の断片から… 負うべき使命を取り戻すはずです…』
【エイレーネ】 『“地上世界”へ戻るという… その使命を…』
【トト】 !!
【トト】 異世界へ行くことが… みんなの使命なの…!?
【黒奏官】 グッ… うぐぐ…!!
【トト】 !! ね、ねぇ…!
【トト】 じゃあ、 あの黒奏官も 同じってこと…!?
【トト】 やっぱり… おじさんが言ってた通り、 アイツも…
【エイレーネ】 『彼らもまた、 “地上世界”からやってきた ということなのでしょう…』
選択肢:
- やはり…黒奏官は、異世界の人間!! → select_label_07へ
- 黒奏官は、神の使者ではないのか…? → select_label_07へ
『彼らもまた、 “地上世界”からやってきた ということなのでしょう…』
select_label_07:
【エイレーネ】 『この者は… 実に複雑な変遷を 遂げてきたようです…』
【エイレーネ】 『その身には… さまざまな力が 介在しています…』
【エイレーネ】 『そこには… 神々とは相容れぬ存在の力も…』
選択肢:
- 神々と、相容れぬ存在…? → select_label_08へ
- 神と敵対する存在…?…まさか…!? → select_label_08へ
『そこには… 神々とは相容れぬ存在の力も…』
select_label_08:
【トト】 …あれ?
【トト】 でも… みんな、異世界の記憶を 取り戻してるんだよね…?
【トト】 それなのに…
選択肢:
- !!…なぜ、俺は…? → select_label_09へ
- 俺の記憶は、なぜ戻らないんだ…? → select_label_09へ
それなのに…
select_label_09:
【エイレーネ】 『アナタには… 異世界の記憶が 存在しないからです…』
【トト】 え…? どうして…?
選択肢:
- 俺は…異世界の人間じゃないのか…? → select_label_10へ
- 俺は…この世界の人間なのか…? → select_label_10へ
え…? どうして…?
select_label_10:
【エイレーネ】 『アナタは… どちらの世界にも属し、 どちらの世界にも属さぬ人間…』
【エイレーネ】 『世界の枠組みを 超えた存在なのです…』
【トト】 え…!? ど、どういうこと…!?
【ティルフィング】 …う! うぁ…!!
【トト】 !! ティルフィング…!!
【エイレーネ】 『間もなく… 彼女達が、 戻ります…』
【ティルフィング】 …う! うああ!!
【ヴァリン】 まだ息がある! 本部まで連れ帰って 治療すれば助かるかも!!
【???】 ティルフィング!!
【ゼロ】 絶対に死なせねえぞ…!!!
【ティルフィング】 !!
【ティルフィング】 !!!
【トト】 ティルフィング…!?
【ティルフィング】 …ゼロ!!
【トト】 え…?
【ティルフィング】 私達は… こんなにも大事なことを、 忘れ去ってしまっていたの…?
【トト】 ティルフィング! 大丈夫!?
【ティルフィング】 こんなにも 多くの人々の 期待を!!
【ティルフィング】 なによりも 優先しなければならない、 大きな使命を!!
【ティルフィング】 今まさに、 消え果てようとしている 人々の叫びを…
【ティルフィング】 私達は、 忘れ去ってしまっていたの…!?
【エイレーネ】 『思い出したのですね、 アナタがなすべき使命を…』
【ティルフィング】 う…ううっ!! …うあああああああああああーっ!!
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