10122301 オティヌスストーリー2 強気な彼女
【アダマス】 ほら、何やってんのよ? もっと、速く動いて!!
【アダマス】 …あれ?そんなにハァハァ言って… もう限界?うふ、情けないわね
小悪魔的な笑みと、 人を見下した視線が マスターに突き刺さる
2人は、街で大量の食糧を買い込んだ その帰り道だった
【アダマス】 もう、そんな荷物運んだくらいで ダウンだなんて、体力ないのね
そりゃキル姫と比べられたら… と弱音を吐くマスター
【アダマス】 何言ってんのよ?
【アダマス】 いつもあたしたち キラープリンセスに 戦わせてんだから
【アダマス】 こんな時くらい 役に立ちなさいよね?
【アダマス】 それでなくても、あんたは 頼んないマスターなんだからさ
容赦ない言葉が飛んでくる ドSな彼女は、それを楽しんでいる ようにも見える
【アダマス】 しょうがないわね…ほら
彼女がすっと手を差し出す 荷物を持ってもらえるのかと 安堵するマスター、…だが、
【アダマス】 ゴールはあそこ
その手は、ただ行き先を 指しただけのようだ
【アダマス】 …は?助けてもらえるとでも 思ったの?甘いわよ
【アダマス】 さっさと立って 休んでないで行くわよ
うなだれながら、彼女に 従うしかないマスターだった
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